チャトラパティ・シヴァージ駅(旧ヴィクトリア・ターミナス) Chhatrapati Shivaji Station (formerly Victoria Terminus)
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| 遺産略説(執筆:収斂さん+浦に〜と) ムンバイ(旧ボンベイ)は1534年ポルトガルの植民地となったが、 1661年にイギリスに譲渡され、 以後イギリスの東インド会社によって発展してきた都市である。 そのためイギリス風コロニアル建築が今も数多く残っている。 とくにヴィクトリア・ターミナス周辺には、 19世紀後半から20世紀初頭にかけての優れた建築が多い。 なおムンバイは今もインド経済の中心である。 ムンバイには二つの鉄道路線あり、 ともにターミナル(始発・終着の駅)である。 その一つがヴィクトリア・ターミナスで、 もう一つは、 そこから東に800mくらいのところにあるチャーチゲート駅である。 この二つの駅舎は、 ともにフレデリク・ウィリアム・スティーブンス(Frederic William Stevens)によって設計された。 彼はイギリスのバースで建築を学んだ後インドに渡り、 数々の傑作を生み出した。 彼がこのヴィクトリア・ターミナスの設計を引き受けたときは、 まだたった30歳の若さであった。 ヴィクトリア・ターミナスは1887年に完成し、 宮殿風の外観や彫像などの装飾から、 インドで最も美しく壮麗なヴィクトリア・ゴシック建築といわれている。 正式名称はチャトラパティ・シヴァージー・ターミナスである。 また1896年完成のチャーチゲート駅は、 各部の頂部にドーム屋根を載せた美しい駅舎である。 2つの駅舎とも、 当時のイギリスの威信を示す為の建築であった。 チャーチゲート駅の南面にも、 スティーブンスが設計した優れたコロニアル建築の行政庁舎がある。 三角形の敷地を巧みに利用した左右対称の立派な建物で、 チャーチゲート駅同様、 各部の頂部にドーム屋根を載せている。 そのほかムンバイには、 19世紀後半に建てられたボンベイ大学、 1911年のイギリス国王ジョージ5世とメアリ王妃の訪問を記念して 1927年に建てられたインド門などが有名である。 裏世界遺産バックナンバー目次へ |