ケープ植物区系地方の保護地区群 Cape Floral Region Protected Areas
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| 遺産略説 南アフリカ有数の観光地、 喜望峰を含むケープ半島は、 実は生物学的に見て極めて特徴的で興味深い場所である。 ケープタウンの南から喜望峰まで、 およそ60kmの指状の半島を覆うようにして、 ケープ半島国立公園が設定されている。 ここではいくつもの峡谷や湾、 浜が見られ、 その自然景観の美しさでも知られる。 ケープ半島では大型哺乳類の多くが絶滅しているが、 中型・小型の哺乳類はまだ棲息しており、 代表的なものにはネコ科のカラカル、 世界に1000頭前後しかいない 国際保護動物のボンテボック(レイヨウ類)、 そしてヒヒやマングースなどが挙げられる。 また111種の固有無脊椎動物がおり、 それらの多くが砂岩の洞窟内で見られる。 この地方で著しく特徴的なのが フィンボスと言われる特有のブッシュ植生である。 フィンボスとは “fine bush” すなわち「素晴らしい潅木林」のこと。 特にプロテア類(ヤマモガシ科の常緑木)や ヒース類(シャクナゲ科の低木)の種類が多く、 冬雨型の地中海性気候を示すケープ半島で確認された植物のうち、 実に68%が固有種といわれるほど、 ここの植生は著しく際立っている。 ※2000年と2003年に申請された「第1段階」「第2段階」というのは、全5段階あるケープ半島保護計画の一部のようですが、どうも詳しいことは分かりません。 裏世界遺産バックナンバー目次へ |