パラマリボ歴史的中心街 Historic Inner City of Paramaribo
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| 遺産略説(執筆:収斂さん) 1613年に、 2人のオランダ系商人のDirck Cleaszoon van Sanen と Nicolaas Baliestel が、 スリナム川を大西洋から23km程さかのぼった、 インディアン集落パラマリボ村の近くの川の西岸に交易所を建てた。 これこそがスリナム共和国の首都パラマリボ市街の始まりである。 パラマリボの建造物の大半は木で出来ているが、 Onafhankelijkheidsplein地区にはレンガ造りの建物がいくつか見られる。 例えば財務省の建物がそうであり、 赤と白い塔のコントラストが美しい。 この財務省庁舎の前に、 スリナムで最も有名な政治家で、 第6代首相 Adolf Pengel の彫像が立っている。 こういった歴史的建造物を造ったレンガの多くは、 スリナムがオランダの植民地だった当時、 船の重りとして使われていたものである。 このレンガはオランダはもとより、 ヨーロッパ中から来ている。 だから古い木造建築の土台にこういったレンガが使われているのを今も見ることが出来る。 街には他にも歴史的建造物が多い。 大統領宮殿(The presidental palace at the Onafhankelijkheidsplein) スリナム川近くの旧市街の中心の Onafhankelijkheidsplein地区に位置しており、 旧市街に多くある歴史的文化財の中でも、 その中核をなす白亜の壮麗な建造物である。 建造は18世紀前半であるが、 その後多くの装飾や附属建造物が増築された。 この宮殿とその後方にある私設庭園には、 毎年11月25日の独立記念日にのみ、 一般市民の見物が許される。 Palmentuin (Garden of the Palms) Grote Combeweg 通りを歩くと、 この道とスリナム川の中ほどに Palmentuin という有名な庭園がある。 ここは19世紀まで大統領宮殿の一部であったが、 20世紀の幕開けとともに、 一般に公開された。 この庭園から大統領宮殿の私設庭園を見ることが出来る。 ゼーランディア要塞(Zeelandia) Kleine Combeweg 通りとスリナム川に挟まれた一帯がゼーランディア(Zeelandia)要塞である。 この要塞は350年以上前にフランスによって建設されたもので、 その後イギリス植民地時代に改造され、 オランダのものになったあと、 1667年に現在の名前がついた。 20世紀に入ったことを記念して要塞は博物館として整備され、 1981年から1992年までは一時、 スリナム陸軍が基地として利用したが、 1992年に軍が引き払ってからは、 再び博物館として利用されている。 Waterkant地区 ゼーランディア要塞から川に沿って、 古い町並みが続く。 この Waterkant 地区は1821年と1832年に街をおそった大火事で焼失し、 建物はそれ以後の再建である。 街には白いレンガが敷き詰められており、 とても美しい。 ただ、 以前ここにあった旧警察庁舎は1980年の軍事クーデターで破壊され、 今は跡がわずかに残るに過ぎない。 裏世界遺産バックナンバー目次へ |