プロヴァンの中世市場都市 Provins, Town of Medieval Fair
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| 遺産略説(執筆:収斂さん) プロヴァン(Provins)はパリの南東、 イル・ド・フランス呼ばれる、 パリ近郊の美しい田園風景にある街である。 この街はフランスでも特に中世の建物がよく保存されている古都である。 プロヴァンはシャンパーニュ地方の商業の中心として、 12世紀頃から栄えていた。 そのため百年戦争の名残も少なくない。 例えば街を取り囲むように城壁が巡らされており、 街の紋章にもその城壁が描かれているが、 これも百年戦争(1339−1453)当時のものだ。 また街のシンボルのセザール塔(Tour Cesar)の周囲には、 イギリス軍が建設した砦が残っている。 なおこの百年戦争の直接の原因は王位継承問題であるが、 当時イギリスは、ノルマン朝、プランタジネット朝以来、 フランスに広大な領地を持っており、 実際はプロヴァンを含むフランドル地方一帯の毛織物とぶどう酒の利権争いが原因であった。 なお1346〜50年にかけて西ヨーロッパではペストが大流行しフランスでも人口の3分の1が病死した。 1358年にはジャックリーの乱が起きてフランス全土が疲弊するなど、 14世紀のプロヴァンも未曾有の混乱であったという。 現在のプロヴァンにはゆったりとした時間が流れる静かな都市になっている。 街の見所はサン・キリアス教会(St.Quiriace)や、 シャテル広場(Place du Chatel)、 サン・ジャン門(Porte St-Jean)などが有名である。 裏世界遺産バックナンバー目次へ |