エッサウィラのメディナ(旧モガドール) Medina of Essaouira (Formerly Mogador)
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| 遺産略説(執筆:収斂さん) エッサウィラは大西洋に面したモロッコ中部の街である。 現在の人口は約5万人で漁業が主な産業である。 この街はポルトガル、フランス、ベルベル人の建築様式が混在し、 北アフリカで最も美しい街の一つとさえ言われている。 街の歴史は、 15世紀にポルトガル人が発見し、 そこを Mogador と呼んだことに始まる。 その後街は西アフリカ沿岸における、 ポルトガルの貿易と軍事の拠点として発展する。 しかし1541年ポルトガルは、 モロッコの部族との争いでこの拠点を失う。 そして街は衰退する。 1765年、 スルタンの Sidi Muhammad ibn Abdallah は、 フランス人建築家テオドール・クールニュ(Theodore Cornut)に命じて、 街を外国との貿易に適し、 かつ軍事的防御も兼ね備えた近代的な港湾都市に改造した。 エッサウィラ(Essaouira)という名はこの時つけられた。 街はその後大きく発展し、 19世紀には、 エッサウィラはアフリカ西海岸で唯一、 ヨーロッパ人に開かれ、 免税措置が取られた港湾都市にまで成長した。 1912年にモロッコがフランスの植民地になり、 エッサウィラは Mogador という名前で呼ばれるようになる。 しかしその頃、 モロッコの中心がカサブランカに移ってしまったため、 再び街は衰退してくる。 再び街の名がエッサウィラに戻ったのは、 モロッコが独立を果たした1956年になってからである。 現在の街に昔日の活気はないが、 豊かな歴史と温和な気候から、 観光地としての期待が高まっている。 裏世界遺産バックナンバー目次へ |