ヴェローナ市街 City of Verona
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| 遺産略説(執筆:収斂さん+浦に〜と) ベネチアの西110kmのヴェローナにある円形闘技場は、 ローマ時代の290年頃完成した。 ローマ帝国占領下の各植民都市にはこういった円形闘技場が必ず建設されたが、 とりわけヴェローナのものは保存状態がきわめて良好で、 25000人収容可能の観客席のほとんどが、 ほぼ完全な形で残っている。 形状は、上から見ると楕円形をしている。 現在は夏季にオペラ劇が催されるなどしているが、 かってここは格闘場であった。 ちなみに有名なローマの円形闘技場コロッセオは、 50000人以上を収容できる大競技場で、 西暦69〜79年の建設ではあるが、 煉瓦とコンクリートで頑丈に設計された人類史上希に見る傑作中の傑作建築である。 これも形状は上から見ると楕円形をしており、 柱の装飾にドーリア、イオニア、コリントといった典型的なギリシア・ローマ時代の柱頭様式を、 随所に見ることができる。 なお現在円形闘技場はその多くが荒廃しており、 コロッセオ自体も例外ではない。 かっては現在よりも高くまで観客席が存在していた。 ニームやアルルにある、 かっての円形闘技場もローマ時代の華やかな装飾は風化、 劣化等の痛みが少なくない。 そういう点でヴェローナの円形闘技場は貴重といえる。 もう一つの推薦物件のローマ劇場は、 半円形の石造建築で紀元1世紀のもの。 座席や舞台が保存されている。 裏世界遺産バックナンバー目次へ |