「世界遺産」 --- この言葉は急に出現し、そして現在ごくごく普通に聞かれるようになった。世界遺産とは一体なんなのだ?
世界遺産とは、1972年のユネスコ総会で採択された「世界遺産条約」に基づいて、「世界遺産リスト」に記載(登録)された自然や文化のことです。
世界遺産リストの作成目的は、地球にある素晴らしい自然や文化を、国や民族の区別無く、全地球人のものとして守っていこうというところにあります。特に消滅や崩壊の危機に瀕する自然や文化財を守り、未来に受け継ぐというのが最大の目的と言えるでしょう。
しかし世界遺産は単に自然保護、文化財保護のためだけにあるのではありません。例えばそれは、国際理解が求められる場でも生きてきます。世界遺産に登録されたものを知れば、その国の文化・産業・技術・歴史、さらに自然景観やそこに暮らす生きものの姿までもが見えてきます。世界遺産は、互いの国を知り合う格好の手段にもなり得るのです。
また様々な世界遺産の保全・修復の有様を参考にして、身近な自然や文化財をどう守れば良いか、どう活かせば良いのか、などということを学ぶことも出来ます。世界遺産は、自然保護・文化財保護のお手本でもあるのです。
そして世界遺産の最大の特徴は、自然と文化を一つの条約下で一緒に守っていくというところにあります。これまで別々のものとして捉えられてきた自然と文化・・・でも実は、それらは密接に係わり合っているのだという新しい考えのもと、世界遺産は生まれたのです。
これよりももっと詳しいことは、“世界遺産概論”のコーナーをご参照ください。
| 執筆 |
2001.03.31 |
| 修正 |
2003.04.10 |
| 浦に〜と |
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