中部シホテ=アリニ Central Sikhote-Alin 国名 ロシア 登録 2001年、自然遺産として登録 略説 シホテ=アリニ山地は世界でも特に珍しく豊かな温帯林で、様々な気候や地形が見られることから、ほかの温帯生態系と比べても高度な動植物相の見られる場所となっている。そのためここでは、トラやヒマラヤグマなどの熱帯性の種が、ヒグマやトナカイなど典型的な北方タイガ性の種と共存する様子をみることができる。 複合遺産としての「中部シホテ=アリニ」 シホテ=アリニ山地のある辺りは、7世紀より開拓が始められた土地である。原住民と開拓者との相互作用の結果、彼らは新たなツングース語系の社会を作りだし、それらは更にモンゴル人やトルコ人などの影響を受け、満州人やウデヘ人といった南方ツングース語系の民族を生んだ。世界遺産の申請地域内には考古遺跡がいくつか見られる。それらは旧石器時代にさかのぼるもので、ユスティノフ文化の北の飛地を示すものである。またこの辺りには青銅器時代の居住地跡や、中世の防塞遺構も残っている。しかし、なぜ文化的価値が認められなかったのかは不明で、ユネスコの報告書にもその点の記載はない。 幻の複合遺産・目次へ戻る トップページへ戻る |