マーゴン、リヴァーズリ、ナラコートの化石発掘地 The fossil sites at Murgon, Riversleigh and Naracoorte
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| 遺産略説 マーゴンにある始新世前期(5500万年前)の地層は、 オーストラリア大陸の稀な古生物の群を提示している。 化石発掘地はかつての沼地で、 軟性の甲羅を持っていたカメやオーストラリア最古のカエルの棲息地であった。 全長 8mの巨大ヘビ(Alamitophis 類;脊椎が発見されている)は、 南米大陸からも近縁種が発見されていることから、 ゴンドワナ大陸としてオーストラリア大陸が南米大陸と陸続きであったことを示している。 哺乳類としては、 世界最古級のコウモリであるマーゴン・バット(Tingamarra Chulpasia ;歯、アゴ、耳骨、前肢が発見されている)や、 現生哺乳類のどれとも異なる雑食性の有袋類(Thylacotinga bartholomaii )も発見されているが、 最も重要な化石が、 ティンガマッラ・ポルテロルム(Tingamarra porterorum ;歯が発見されている)である。 これがなぜ重要かというと、 オーストラリアにおいて極めて珍しい有胎盤類(有袋類は胎盤をもたない無胎盤類)であるからで、 発見されたときは多くの科学者を驚かせた。 全長およそ 20cm、 1987年に初めて歯の化石が発見された。 その後、ティンガマッラのものと思われる耳骨や足首の骨の化石も発見されている。 オーストラリアに飛べない有胎盤類が入ったのが 500万年前と思われていただけに、 これは世界的に見て極めて重要な化石となった。 1994年マーゴンは、 リヴァーズリ、ナラコートとともに世界遺産に登録推薦されたものの、 登録は見送られたままになっている。
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