メルマガ版「これで合格させる化学講義(理論編)」について
■メルマガ版「これで合格させる化学講義(理論編)」とは
高校生や受験生を対象とし、受験化学 をできるだけわかりやすく、しかも効果的に学習することを目指したものです。代ゼミ講師である発行者の長年の経験を生かし“公式”から問題を解くといったものでなく、物の振る舞いを,言葉に置き換えて式を組み立てることを心がけていきます。なお、登録はすべて無料です。
■どのようなメールが送られてくるのか
テキスト形式で配信することの難しさもあり、化学全般を扱うのが難しい状況です(とくに、有機化学)。そこで、化学の理論に焦点を絞り、配信することにしました。内容としては、
化学量論
化学反応し気を用いた計算
気体
酸塩基
酸化還元
など化学の理論全般にわたります。
■いつからスタートするのか
2000年5月24日から配信スタートする予定です。
■いつ終了するのか
将来的に継続しておこなっていくつもりですので、終了時期は設定していません。尚、お手元への配信停止はいつでも自由におこなうことができます。
■配信頻度は
週に1回のペースを予定しています。
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■バックナンバー
発行しだいアドレスを公開します。
■発行者は
宇野正明です。ZVL02230@nifty.ne.jp
【Sample】
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週刊「これで合格させる化学講義(理論編)」
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――――――――――●● 化学量 ●●―――――――――――――
H原子1個の質量は1.66×10・-24 gととても小さいので、原子や分子を
一個、二個と数えるのは大変。そこで、扱いやすい重さで原子や分子の
数を対応させようとしたのがモルなんだ。原子の種類によって、原子の質
量は違っている。H原子とC原子、O原子の質量の比をとってみるとおよ、
1:12:16。つまり、1gのH原子と12gのC原子は同じ数の原子から出来てい
て、それを1モルということにした。こうした考え方は、みんなも知っている
原子説のドルトンがはじめたことなんだ。
今回は、モルの換算,原子量の基準の変更,モル濃度考え方について勉
強しよう。
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■ モ ル
・ 1モルとは化学式量にグラムをつけた質量
・ 1モルとは6.02×10・23個の粒子の集団,
・ 1モルとは気体なら標準状態(S.T.P.)において22.4lの体積
モルの換算には,質量,気体の体積,個数をモルに換算する場合と,モル
から質量,気体の体積,個数に換算する場合の6通りがある.
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(モル数に換算する場合)
質量(g) ÷ 式量 = モル
標準状態の体積(l)÷ 22.4 = モル
個数 ÷ 6.02×10・23 = モル
(モルを量に換算する場合)
モル × 式量 = 質量(g)
モル × 22.4= 標準状態の気体の体積(l)
モル × 6.02×10・23 = 個数
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◇モルの換算では,はじめのうちはモルの定義を頭に浮かべながら換
算を行うとよい。
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■ 原子量の基準変更
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◇ 原子量の基準がα倍に変化した時,mo1の単位がつくものは1/α
倍,1/mo1の単|位がつくものはα倍に,mo1の単位がつかない物は変化
しない.
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【問題1】
原子量の基準を10倍に変えたとき、その値が10倍になるも
のはどれか。
a 水の密度
b 水分子1個の質量
c 水1モルの質量
d 水18gのモル数
e 水1モルに含まれる酸素原子の個数
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【答】 (a) g/l…変化しない (b)g…変化しない (c)g/mol…×10倍
(d) mol…×1/10倍 (e)個/mol…×1
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■モル濃度
・ 質量百分率(%)……「溶液100g中に含まれる溶質のグラム数」
・ モル濃度(mol/l)……「溶液1000ml中に含まれる溶質のモル数」
・ 質量モル濃度(mol/kg)……「溶媒1000g中に含まれる溶質のモル数」
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◇ 濃度の換算を行う場合には,一つ一つの式の意味を言葉で確認しながら,式
を組み立てるようにする。
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《質量百分率をモル濃度に直す》
@ モル濃度の定義より,最初に溶液1000mlをもってきたとして考えはじめる。
A 溶液の体積と溶液の密度(g/m1)から,溶液1000mlの質量を求める。
溶液の体積(ml)×密度または比重(g/ml)=溶液の質量(g)
B 質量百分率を100で割った値は,溶液1g中に含まれる溶質のグラム数と
なる。Aで得られた溶液の質量にこの値を掛ければ,溶液1000ml中に含ま
れる溶質のグラム数が計算できる。
溶液の質量(g)×質量百分率(%)/100=溶質の質量(g)
C Bで得られた溶質の質量を溶質の式量で割れば,溶液1000ml中に含まれ
る溶質のモル数が得られる。
溶質の質量(g)/溶質の式量(g/mol)=溶質のモル数(mol)
したがって,質量百分率とモル濃度との関係は次式で示される。
モル濃度=1000×比重×質量百分率/(100×溶質の式量)
(mo1/1) (ml/l)(g/ml) (mo1/g)
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【問題】
98%、比重1.85の濃硫酸(分子量98)がある。
a この濃硫酸のモル濃度を求めよ。
b この濃硫酸に水を加えて、2mol/lの濃硫酸500mlを作る
にはこの濃硫酸何mlが必要か
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【答】 (a) 1000×1.85×98/100×1/98 = 18.5(mol/l)
(b) 必要な硫酸の体積xmlとすると
18.5×x/1000=2×500/1000 ∴ x≒54(ml)
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発行責任者 :宇野正明
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