ハロゲンha1ogen;F、C1、Br、I、(At)

⇒フッ素と塩素の電気陰性度の差は、それに続くハロゲンとの差より大きい.
塩素、臭素、ヨウ素は類似した性質を示すが、フッ素は例外的な性質をもつ.
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*1 I2は水に溶け難く一部分この反応をするだけ.I2をKI水溶液に加えるとヨウ素溶液
(I2 + I- → I3-)となり溶解する.
・単体の製法
(i)フッ素
KHF2の融解液を陽極に黒鉛、陰極にマグネシウム合金を用いて電気分解すると陽極か
らF2が発生する.
陽極: 2F → F2↑ + 2e-
(ii)塩素
@ 二酸化マンガンに濃塩酸を加え熱する.
Mn02 + 4HCl → MnCl2 + 2H20 + Cl2↑
A さらし粉に希塩酸を加える.
CaCl(ClO)・H20 + 2HCl→ CaCl2 + 2H20 + Cl2↑
B 塩化ナトリウムに濃硫酸と二酸化マンガンを加えて熱する.
C 濃食塩水の電気分解(工業的製法).
(B)臭素
@臭化カリウム水溶液に塩素を通じる(工業的製法).
2KBr + Cl2 → 2KC1 + Br2
A 海水中のニガリに塩素を通じる(工業的製法).
(C)ヨウ素
海藻を焼いた灰を電解するか、Mn02で酸化する(工業的製法).

(@) HFは水素結合をつくるため、沸点・融点が異常に高くなる.
(A) H2とハロゲンからハロゲン化水素を生成するときの平衡定数はHFが最大で、HIが最
小となる.F2は反応が激しすぎ、I2は反応が弱すぎるため、工業的に利用されるのは、
HC1、HBrの生成の場合だけである.
(B)酸性の強さは、HI>HBr>HC1》HFの順となる.
(C)HFはガラスを溶解する.

* AgC1はNH3水、KCN水溶液、Na2S203水溶液に錯イオンをつくり溶解する.