Les Meilleurs Albums 10

 

 Un Cafe Cremeが選ぶ2000年アルバム・ベスト10。大変お待たせいたしました。ベスト3の発表です。

3 no.3
Faux Mouvement / Autour De Lucie
 取り立ててオシャレなわけでも、かわいいわけでもない。少し「前衛」を意識した感もあるが、それも20世紀末ということをかんがみれば、変に着飾るよりよっぽと現実的。今の季節の、寒々しく人気のないセーヌ川を連想させる。凍えそうになりながら、自由の女神を見上げるのも、まあ、悪くない。

2 no.2
Pop Trash / Duran Duran
 確かにボクは80's POPが大好きだし、だから昨今の80年代小ブームも嬉しいのだけれど、だからといってこのDuran Duranのアルバムを懐古趣味的にここに引っぱり出してきたわけではない。ニュー・ロマンティクス全盛期から、たゆまなくアルバムをリリースし続け、と同時に、毎回新しい音で聴く者を楽しませてくれるアーティストが他にどれだけいる? Un Cafe Creme的にはシングルカットされた "Someone Else Not Me" のフランス語ヴァージョンが収録されているのもポイント高し。

1 <Palme de cafe creme>
no.1
Invincible Summer / K. D. Lang
 K. D. Lang、僕の憧れの存在。自分に対する自信(もちろんその自信をつけるために費やされた時間と経験も含め)があるからこそ、肩肘張らない主張ができる。この人の伸びやかで柔らかく、かつ力強い歌声はそんなことを感じさせる。インナースリーブの写真の彼女のように、コットンセーターとチノクロスのパンツのラフなカッコして、できれば外でリラックスして聴きたい。


Quatre Saisonsのまきさんよりいただいたベストテンも合わせて発表。ムムム、これは要チェック。

【邦楽】
『St. Nicolas/Cubismo Grafico』
インディーズシーンではぴかいちのエスカレーターレコーズ。このアルバムはノエル気分を高めてくれる一枚です。

『miss maki nomiya sings/Maki Nomiya』
バカンス気分を(気分だけでも)味わおうと頭の中で逃避行するために、夏の間とにかく聴き込んだアルバムです。

『You Will Love Me/Kaji Hideki』
最近ではかわいい路線に思われがちなKaji Hidekiだけど見事にそのイメージを脱却してくれたと思います。彼のアルバムの中でいちばんのお気に入りとなりました。

『home is where the heart is/Jenka』
耳にまとわりつくような気だるい声がかえってここちよく聴こえるのがやみつきになる久々のアルバムです。

【洋楽】
『Eat Skills/kitty craft』
ミネアポリス出身の女の子のこのアルバム、スウェーデッシュなポップな感覚がとても好き。

『my first political dance album/le hammond inferno』
イントロの“Control Tower”が気分を高めてくれて、あとは一気に急降下してしまう脱力感がこれまた不思議とナイス!

『bliss/Vanessa Paradis』
“ロリータ”から“大人のロリータ”になりました。

『Selma Songs/Bjork』
『The Virgin Suicides/Air』
『Qui etes-vous Polly Maggoo?/V.A.』
上記はサウンドトラックとしてはもちろん、映画に関係なくてもとても好きなアルバムです。

【画集と絵本】
『The Face of the Century/Julian Germain』
1899-1999までの各年度に一般の人の顔写真を写した想像力を高めてくれる一冊です。

『jonvelle(s)』
女性の裸体をきれいに写してくれました。

『Alla Faccia/Bruno Munari』
線や丸、四角で顔を書いたかわいい絵本。

小説も書きたいのですが、新旧構わず読んでいるので選びきれませんでした!

【映画】
『シベリアの理髪師』
久しぶりの大河ロマン風な恋愛映画です。これこそが銀幕の原点かも、と思えた作品。

『ロッタちゃんはじめてのおつかい』『ロッタちゃんと赤い自転車』
とにかくキュートなロッタちゃんに元気付けられました。

『TAXI2』
フランスの映画は心底、“悪”がなくて大好きです。

『ダンサー・イン・ザ・ダーク』
ビョークの存在感もさることながら、彼女の魅力を出し切った監督の裁量もさすがです。圧倒されました。

Quatre Saisons


 2000年、年明け早々cdmaOneのCMでミシェル・ポルナレフの『シェリーに口づけ』が流れて大ヒットしたり、ドラマの主題歌から火がついたジェーン・バーキンが来日コンサートまで果たしたりと、一般的にもフランスのポップミュージックが大きく認知された1年でした。それから、これは音楽ネタではないけれど、一昨年の『橋の上の娘』、昨年の『サン・ピエールの生命』と、2年続けてルコントの新作映画が観れたのも嬉しかった。

 さて、21世紀に入ってもう1ヶ月以上も経っているわけですが、今年はどんな名盤に巡り合えるんだろう。楽しみです。

 

 

backward

blue

 

mailbox