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Attention
この対談は2月27日深夜、横浜市内の某ファミリーレストランで行われました。
文中のリンクは脚註へジャンプします。長い文章ですが、がんばってスクロールして下さい。
Merci
友人A:しかしさ、なんでUn Cafe Cremeでガンダムやるわけ ?
Un Cafe Creme:いや、"G" は僕もいろいろ迷ったのよ、ゲンズブールにしようかなって。でも、ゲンズブールはこの先絶対書くだろうし、それに、この間久しぶりに買っちゃったんだよ
ね、ガンダムのプラモデル。
A:おお、ガンプラ ! で、何買ったの ?
U:もちろんガンダム(笑)。
A:子供の頃は並んで買ったよな。でも1コ300円でしょ、安いよね。10コ買っても3,000円、下手なCD買うよりよっぽと賢い。
U:今年って、ガンダム誕生20周年なんだって。去年の末に劇場版のビデオもまとめて再発されたし。
A:ビデオが出た時のbounceの表紙、ゲルググだった。あれは驚いたね。
U:ビデオのパッケージもザクのプラモ箱仕様だったし。ガンダムが絡むとみんな気合いはいるね。
A:あたりまえだよ。宮崎駿雄のアニメがやたら評価されるじゃない。あれがあんなに騒がれるなら、ガンダムはもっと騒がれていいはず。
U:おまえ、そういうこと言ってると日本の映画界から抹殺されるよ(笑)。
A:ただのガキのマンガじゃないからね。スペース・コロニーなんて実際に計画されてた物だし、ミノフスキー粒子とかニュー・タイプとか、設定がやたらにリアルなんだよ。ニュー・タイプなんてSONYのエスパー研が研究しててもおかしくない。
U:早速でたね、『ニュー・タイプ』。ニュー・タイプって、認識力や理解力が拡大した人間のことでしょ。そういうのって、これから先実際に出てくると思わない ? 村上春樹が「意識を集中させると目の前にいる人の年令や職業や家族構成が恐ろしいくらいぴたっと分かる」っていうようなことを書いていたんだけど、うちの従姉妹も同じようなことができるんだよね。僕も、例えば「この電車を降りたら、高校の後輩に会う」って唐突に思うことがあるし。そして本当に会っちゃうんだよね。
A:そういうの、「ムシノシラセ」っていうんだよ。知らないの。
U:知ってるよ。だけど、そういうのを意識的に、日常的に使いこなすことができるようになれば、それこそニュー・タイプじゃない。
A:まあ、そういう考え方は以前からバロウズなんかが言ってたわけだし、Macが一般的になりはじめた頃の『サイバー・スペース』的な考え方も同じようなものだと思うけど。今はまだMacを使ったって『できること』が増えるだけで、意識の拡大ってところまでは行ってないよね。みんな「仕事が増えた」ってヒーヒー言ってる。
U:でも、シャアじゃないけど、ニュー・タイプが本当に出てくるのならこの目で見てみたいってのはあるよね。ところで、シャアってシャルル・アズナブールのパクリだよね。
A:そうでしょ。
U:じゃあフランス暮しが長いんだ、「キャルフォルニア」って訛ってたし(笑)。
A:ガンダムに出てくる人って小洒落た名前が多いよね。特に女のコは。マチルダ・アジャンとかイセリナ・エッシェンバッハとかアルテイシアとか。フラウ・ボウは『ぼうふら』みたいでちょっとかわいそうだけど。
U:フラウって、あの普通さかげんがかわいいよね。
A:Un Cafe Creme読んでそうだし。でも1番好きなのはララアかなぁ。全てを悟ったような、あの緑色の目は忘れられないね。
U:僕はやっぱりセイラさんかな。
A:セイラさんてなんか暗いじゃん。
U:苦労してるんだよ。故郷は追われちゃうし、医者になろうと思ったら戦争始まっちゃうし。
A:医者のタマゴだっけ ? 努力家なんだ。
U:そりゃそうだよ、本物のお嬢様はけっこうしっかりものなんだよ。
A:はあ、お嬢様ねえ……。
U:男キャラはどう ? まあ、アムロは別として。
A:Un Cafe的にはシャアやガルマかね、やっぱり。女のコに人気ありそうだもんね。ランバ・ラルやドズルみたいな男気タイプも捨て難いけどね。スレッガーやリュウもこのタイプか。あっ、マチルダのフィアンセってなんだっけ。
U:ウッディー大尉。
A:そうそう。ウッディーもそうだけど、男気タイプはみんな死んじゃうね。しかし、ガンダムって登場人物がよく死ぬよな。
U:『別れ』がテーマのネックになってるからね。恋人も友達も家族も、みんなバラバラになっちゃう。死ぬだけじゃなくて生き別れも多いし。人が1人になった時にどこに行き着くのかっていう、『個人のさらにその先は何 ?』みたいな話だからね。
A:しかも、そこにニュー・タイプが絡んでくる。子供に分かる話じゃないよ。実際、小学生の頃はよく分かってなかったし。ララアが死ぬ時も「なんで宇宙に海が広がるんだ ?」とかね。
U:『思念』の海だからね、そりゃあ分かんないよ。でも、だからこそ大人になってからも十分見ごたえがある。
A:名言も多いし。
U:そうそう。おまえのMacみたいに、セリフをサンプリングしてMacに喋らすの、面白いよね。
A:Un Cafe Creme読んでる女のコにお勧めなのは、シャアの「いい女になれ」(笑)。会社のMacに「総員、第1戦闘配備 !」なんて入れておくと気合いが入っていいかもしれない。あ、会社のコンピュータはWindowsか。Windowsでも似たようなことはできると思うけど。
U:サンプリングするのに、できればTV版のレーザーディスクが欲しいところだけど。でも高いからね。どうしよう、買っちゃおうかな。
A:¥5万位だっけ ? でもおまえ、LDデッキ持ってたっけ。
U:いや、デッキも一緒に。
A:金あるの ?
U:ない……
A:俺も。でも、買って損はないよね。『タイタニック』買うくらいならガンダム買った方がよっぽとマシ。
U:おまえ、世界の映画界から抹殺されるよ(笑)。でもホント、女のコにも観てほしいよね。
A:カヒミカリイが言わないかね、「好きなのはトリュフォーとガンダム」って。
U:もう観てると思うけど、小山田あたり好きそうじゃん。
A:歌手ネタで思い出したけど、劇場版の1作目のエンディングテーマ、谷村新司が作曲してるんだよ。やっぱり子供のマンガじゃあないんだよ。ガキが谷村新司聴いてカッコイイって思わないもん。
U:きちんとした映画なんだよ。実写じゃ撮りきれなかったから、たまたまアニメになっただけ。
A:観れば分かると思うよ、ノスタルジーだけでこうやって喋ってるわけじゃないってことが。
U:これ読んでガンダム観る気になってくれたら……
U:おいしいトコもっていくね。
A:まあね。
友人A:ガンダムのTシャツを作りたいがために高画質カラープリンタを購入してしまう、
しかし携帯電話のストラップにガンダムをぶら下げたりはしない。
本人いわく、オシャレなガンダム狂(何のことやら)。GUNDAMのweb site(official)へ
GUNDAMカルトQQQへ
ガンダム:主人公アムロ・レイ(後述)の乗る地球連邦軍のモビルスーツ(白兵タイプの戦闘用ロボット)。
劇場版のビデオ:『機動戦士ガンダム』『(同)2 哀戦士編』『(同)3 めぐりあい宇宙編』。劇場版はテレビ全43話のダイジェスト。小学生の時映画館へ観に行った『〜めぐりあい宇宙編』が僕のシネマライフのスタート。1番下の写真は当時のパンフ。
bounce:タワーレコードの発行する雑誌(フリーペーパー)。"essai" 3月1日のトピックも参照。
スペース・コロニー:プリンストン大学オニール博士の提唱した巨大な円筒型の宇宙ステーション。内壁で人が生活する。現実に研究が進められていた。
ニュー・タイプ:常人以上に物事に対する深い認識力と鋭い洞察力を備えた人。
SONYのエスパー研:SONYには『ニュー・タイプ』のような特殊な能力を研究・開発する機関があったらしい。
バロウズ:ウィリアム・バロウズ。サイケデリック・カルチャーの第一人者。
シャア:シャア・アズナブール。「赤い彗星」と恐れられるジオンの将校。本名キャスバル・レム・ダイクン。クールでスマート。ちなみにシャルル・アズナブールはフランスの歌手。
マチルダ・アジャン:連邦軍補給部隊の中尉。アムロの憧れの人。美しい大人の女性。
イセリナ・エッシェンバッハ:ガルマ(後述)の恋人。元NY市長の娘。
フラウ・ボウ:アムロのガールフレンド。連邦軍の制服を自分でアレンジしちゃうところはオリーブ系 ?
ララア:ララア・スン。インド系(?)のスピリチュアルな女の子。シャアに拾われてジオンに入隊する。ニュー・タイプ。
セイラ:セイラ・マス。連邦軍のパイロット。本名アルテイシア・ソム・ダイクン。実はジオン創設者の娘でシャアの妹。戦闘中にランバ・ラル(後述)と出くわした際の名言「アルテイシアと知って、なぜ銃を向けるか !」。アヌーク・エーメ似の美人。
アムロ:アムロ・レイ。ガンダムのパイロット。機械好きでネクラな異色の主人公。戦いを通じてニュー・タイプとして目覚めていく。名言「もうコワイのやなんだよ !」。
ガルマ:ガルマ・ザビ。ジオン公国独裁を目論むザビ家の末っ子。親友のシャアに裏切られ殺される。お洒落でハンサム。
ランバ・ラル:妻と部下を愛するジオンの軍人。幼い頃のアルテイシアを知っている。
ドズル:ドズル・ザビ。ザビ家次男。深い傷のある恐い顔をしているが、綺麗な奥さんがいる。
スレッガー:スレッガー・ロウ。連邦軍パイロット。ドズルの操るビグ・ザムに特攻する。出撃前の名ゼリフ、「悲しいけどコレ、戦争なのよね」。シルベスタ・スタローンとマット・ディロンを足して2で割った感じ。
リュウ:リュウ・ホセイ。気は優しくて力持ちタイプ。アムロを助けるため敵に特攻。
ウッディー大尉:ホバークラフトでシャアに挑むなんてムチャですよ。
Macに喋らす:起動時「いきまーす !(アムロの台詞)」、システム終了時「ごめんよ……、ぼくには帰れるところがあるんだ(アムロの名言)」と喋るPowerMac。今はガンダムネタでアピアランス用のサウンドセットを作っているそうです。
「総員、第1戦闘配備 !」:アムロ達の母艦、ホワイト・ベース艦長ブライトの艦内放送。
¥5万位:後日Aより¥36,000だったと連絡あり。ただしレーザーディスクには1〜22話、23〜43話の2セットあり。デッキと合わせると¥10万超えますね……。
1作目のエンディングテーマ:『砂の十字架』。「ひとは誰も旅びとー」、昂よりシブイよ。
「こんなに嬉しいことはない」:上記、「ごめんよ……、ぼくには帰れるところがあるんだ」に続く、涙無しでは見られない最終回のアムロの台詞。
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