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すでにRoddy Frameのワンマン・バンドと化していたAztec Cameraだけど、とうとう、というかついにRoddy名義でアルバム "The North Star" が出ましたね。しかもweaからIndependienteへ移籍して。僕は毎年年末になると1人で勝手に『今年のAlbum Best 10』を選んでるんですが、有無を言わさず98年ダントツ1位だったのがこのアルバムです。見事Album of The Yearに輝いたRoddy Frameには、僕からお祝の言葉が贈られます。おめでとう。まあ、彼は僕のことなんて知りすらしないのだけど。
83年に名曲 "Walk Out To Winter" を歌ったのが若干19才のことだったのだから、Roddy Frameは今年で35才のはず。前述の "Walk Out To Winter" "Somewhere In My Heart" などのビッグヒットはあるものの、 いつまでもインディーズ魂を忘れない彼の青春ギターポップは、今回のアルバムでももちろん健在。いわゆるネオ・アコ(っていう呼び方はあんまり好きじゃないが)・サウンドでデビューした後、ハードロック/パンク、ソウル、スパニッシュ、そして前作のオリエンタリズムと、様々な様相を見せて来たRoddyだけど、今回は無駄をそぎ落としたストレートなギターポップという感じで、なんというか、ものすごく良いです。今までのスパニッシュ風、オリエンタル風の音の中にもRoddyの青春フレーバーはいっぱい詰まっていましたが、今回はそれが全面に出ています。
もちろん、ストレートとはいってもかつてのシニカルで文学青年的反抗とはずいぶん違うし、でも、だからこそ、聴いた時にはスッと体に馴染むし、そのくせ心の深くにしっかりと楔を打ち込んでいく、そんな気がする。きっと、音楽、もっといえば自分のライフスタイルにおいて、『変わらなければいけないところ』『変えてはいけないところ』がよく分かった人なんだろうね。それと、これは昔のシングルB面 "The Red Flag" に端的に表されているけど、音楽・ライフスタイルに対する真摯な姿勢はぜひ見習いたい。こんなわけで(もちろん彼のクールなフェイスもあわせて)、Roddy Frameは僕が女だったら絶対「好キッ」になってるアーティストの1人です。別に僕はゲイじゃないけど。
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