今から約30年前、小さな街に一つの光が灯った。
そして30年。
この店は、全国にあっという間に普及した。
一昔前は、身近にこんな店はなかったもんだ。
近くの店まで行くのに車で30分。そんな時代だった。
しかし、時代の流れというものは早いもので、
いつの頃からか、僕たち、私たちの家の近くにまでこの店はやってきた。
若い世代から、圧倒的な支持を集め、そして、今では熟年層もよく利用している。
その昔、ミルクマークのこの店は、牛乳屋さんをやっていたそうだ。
それが、だんだんと営業スタイルを変えていき、現在の姿になったという。
開店当時は、立ち止まり、眉毛を顰(ひそ)め、遠巻きに店を見ていた近所の年配の女性。
次第に店が増えていくと、慣れてきたのか。最近ではそういう姿も見なくなってきた。
ある人は、暇つぶしに。
そして、またある人にとっては、通うことが生きがいになっているのだという。
この店には、殺伐とした社会で生きる現代人の心の隙間を埋める、癒し効果もあるのかもしれない。
夜の真っ暗闇に、光り輝くブルーのネオン。
遠くからでも、一際目立つ牛乳ビンのブルーの看板を目にすると、
誰もがほっと胸をなでおろした気分になる。
通りがかった辺りの人々を吸い込むように集めていく。
そう、それが、僕たちのマチのほっとステーション
ローション