【第3回 ダラダラ廃棄を食い止めるテクニック】(全3回)
前回は、“ダラダラ廃棄”が、いかに利益に悪影響を与えているかについて触れました。
ダラダラ廃棄は、利益をむしばむ諸悪の根源です。
ダラダラ廃棄は、何故起こるのでしょうか?
それは、
売り場の在庫数にあります。
このパターンの廃棄を出してしまう人は、売り場の在庫数を見ずに発注している人に多いのです。

ちょうど前回説明で使ったこの図は、ストアコンピュータや、発注端末に表示される(ような)数量です。
実はこの情報では、大事な情報が欠落しているのです。
それは、
売り場の在庫数・かぶり数量の情報です。
弁当発注の基礎で触れましたが、米飯系の商品は
複数便の商品が売り場でかぶりながら陳列・販売されています。
これは、24時間、常に売り場に商品がならんでいるコンビニエンスストア特有のものです。
つまり、発注時に考慮しなければならないのは、複数便の間でかぶっている数量です。

先ほどの図に、売れ残って次の便に持ち越した商品の数量情報を入れてみました。
実際に売り場で見ると、この情報がわかるわけです。
あとは、この
持ち越しした商品の数を考えに入れて、発注数の数量を調節すればいいのです。
今回の例で言うと、2便の納品前の時点で12個売れ残っていますから、ほぼ一便分かぶっているという事で、かなり危ない状況なのがわかりますね。

そこで、当日の3便で12個発注予定だった商品の発注を下方修正することによって、かぶりの数を調節して、廃棄を防ぐこととしました。
売り場の在庫をある程度維持したまま、廃棄のみを劇的に減らしていることがポイントです。
今回の、弁当発注の基礎はいかがだったでしょうか。
発注は、POS情報なしではなかなか大変なものです。
しかし、POS情報だけでは不完全なのです。
売り場を見て、POSを見て、そしてまた売り場を見て、よく考えて、発注を行うことが大切です。