【第7回 ABC分析による廃棄ロスの抑え方 前編】
コンビニにとって、廃棄というのは人件費と並ぶ、2本の大きな経費です。
この廃棄ロスをどう抑えるかが、利益を出すための経営課題です。
さて、この廃棄ロスをどう減らすか。
そんなことを今回は話したいと思います。
前回までは、販売数に対してABC分析を行っていました。
そこで、今回は”廃棄”に対して、ABC分析をかけます。
前回までの内容をしっかり理解できている方はピンと来たでしょう。
ABC分析の特徴として、Aランク商品を完全に管理すれば、全体の75%を管理できるということ。
Aランク商品は、全体の3割に満たない商品アイテム数であるということ。
廃棄に当てはめて、言い換えてみれば、やり方によっては、全体の廃棄金額の75%を容易に管理できるということ。
月に60万円もの廃棄が出ている店の場合だと、45万円の廃棄がコントロールできるということです。
これが、どれほど凄い効果があるのか、考えただけでもワクワクしますね。
ただ、実際は、以前も話をしましたが、廃棄0というのはありえない世界です。
ありえないというか、やっては行けない。
最低限の廃棄は必要コストですので、必要です。
しかし、無駄な廃棄は確実に減らすことができます。
今回の話は、
ABC分析(3)の話、『売上を上げる為の廃棄ロスの出し方』を実施していることが前提となります。
ここで、ちょっと書き抜かっていた事を思い出したので、書きます。
よく、本部のバイザーの中に、『廃棄は必要!廃棄は必要!』と、呆れるほど言う人がいます。
中には勘違いしている人もいるとかいないとか...
その廃棄には意味があるのか? を考えなければいけません。
『意味のある廃棄は必要』だとは、僕も思いますが、『意味のない廃棄』はいくら本部が「必要だ」と言っても、必要ありません。
販売実績のABC分析でAランク商品では廃棄は『意味のある廃棄』ですが、Cランク商品での廃棄は、一部商品を除いて『意味のない廃棄』です。
(一部商品というのは、
前回説明したとおり)
また、Aランク商品の廃棄でも、必要以上の量の廃棄は『意味のない廃棄』だという事も常に考えてください。
そんな事を踏まえながら、”廃棄のABC分析”の説明をしていきましょう。
…という事を話していたら、あまりにも前置きが長くなったので続きは次回