【第4回 ABC分析と新商品の考え方】
今回は、ABC分析と新商品の考え方をお話したいと思います。
ABC分析というのは、販売データを元に分析する手法です。
販売データというのは、売れた商品のデータ。 つまり、過去のデータです。
では、まだデータのない新商品の扱いは、どのように考えればよいのでしょうか。
新商品というものは、売れるものなのか? 売れないものなのか?
それは分かりません。
各メーカーや、各本部は、「これは売れるぞ」と思って新商品を出しています。
「これは売れないよね」という商品をわざわざ新商品として発売したりはしないでしょう。
下のグラフは、ある新商品の販売データの例です。
現代社会の新商品の売れ方は、一般的にこのようになるのです。
これは、ちょっと大げさに書いていますが、だいたいこういう形になります。
発売からある時期でグラフが急に下がっていますね。
これは一体どういうことでしょうか。
実は、新商品というものは、発売初日から急激に売れますが、翌週、別の新商品が入ってくると、一気に売れなくなります。
いい例が、オリコンチャートです。(CDの販売データ)
最近では、初登場第一位がやたらと多いですね。
レンタルCD店に行けば、レンタル上位の商品というのは、ほとんどが新曲です。
現代では、新商品が発売されてから売れなくなって店に置かなくなるまで(ライフサイクルと言います)が極度に短いというのが業界の通説です。
そういう理由で、
新商品の扱いは、Aランク商品と同じ『重点管理商品』とする必要があります。
少しでも時期を遅らせると全く売れなくなってしまいますので。
新商品の初回導入を弱気に発注して、他店で売れているという噂を聞いた発注担当者が大量発注をかけたものの、商品が売り場に並んだころにはお客さんの関心は別の商品に移っていて、全く売れず不良在庫に・・・
という悪い例もよく耳にします。
現代では、いたる所にコンビニがあります。
さらに、競合する業態として、
スーパーマーケットや、ディスカウントストア、ドラックストアがあります。
他店で目にした新商品は、お客さんにとっては新商品ではなくなっています。
新商品は、売り逃げすることも大切です。
また、あまり早く見切りをつけてしまうと、意外にもロングランヒットをした場合に売り逃してしまうので、ここら辺が難しいところです。
新商品は、商品の動きをよく観察し、売れ続ける商品か、又は売れなくなる商品か。
それらを見極めて、発注継続・または商品カットを行わなければなりません。
さて、次は商品カットのお話ですが続きはまた次回。