マナ島からヤヌサ島(フィジアン)へ移動
2000.11.3
さようなら、マナ島
今日はマナ島にさよならする日。6時に夫に無理矢理起こされる。ルックアウトポイントまで朝日を見に行こうと誘われる。マナの風景を少しでも多く心に焼き付けておこうよなどと言っている。反論できない私は渋々従う。まったく、何でもやりたがりで困る。
まだぐっすり寝ている子供達を部屋に残して出発。案内表示に従ってヤブの中の細い道を入り、山道を登っていくと、360度の視界が開ける。ブレから15分くらい、思ったより早くついた。向こうからフィジアンが走ってくる。ヤドカリレースのお兄さんだ。”BULA!”と朝のごあいさつ。ラグビーのフィジー代表だった人が居ると聞いていたけど、この人なのかな。きっと毎朝トレーニングしてるんだね。
マナ島の東端から太陽が昇ってくる。残念ながら海からの日の出ではなかったけど、うろこ雲に映るきれいな朝焼けを見ることができた。
荷物を部屋の外に出し、朝食を早めに済ませて、チェックアウトの手続きにレセプションに向かう。数人がチェックアウトに並んでいた。あと二人というところでコンピュータがダウンしてしまうトラブル。担当の人が居ないらしく、40分以上待たされる。この間に子供たちは実家のおばあちゃんに絵葉書を出すために切手を買いに行く。一回くらい自分で英語を話してみたらといってブティックに行かせると、しばらくして誇らしげに戻ってきた。何とか通じたようだ。
だんだん船が出る時間が迫ってくる。係員がいざとなったら船を止めるから大丈夫とか話している。日本人の担当者が来てようやく復旧。何かWindows95をリブートしただけだったような・・・、まあ、いいか。手続きを済ませて急いで桟橋に向かう。
桟橋は島を去る人とそれを見送る島の人々でいっぱい。船に乗り込みオープンデッキから手を振る。島の人たちが”イサ・レイ”の歌で送ってくれる。さようなら、マナ。楽しかったことがたくさん頭をよぎる。何だか涙が出そうになる。4人でいつまでも手を振る。桟橋が見えなくなるまでずっと見ていた。

ナンディ
来るときには通らなかった周回ルートの後半を回ってデナラウマリーナへ向かう。カスタウエイ、マロロなどのリゾートに停まる。船が立ち寄るリゾートで桟橋があるのはマナ島だけで、他の島では小型ボートを船に横付けして乗り降りする。
デナラウマリーナに到着。JTBのスタッフに迎えられる。ここでの担当はアリさんというインド系フィジアン。「私の名前はアリです。大きいけどアリと覚えて下さい。」と自己紹介。日本語がとても上手だ。バスでナンディに向かう。
今回のJTBのツアーにはレストランやオプショナルツアーに使うことができるF$200の金券がついている。でも対象となっているのがナンディのレストランかデナラウマリーナ発のオプショナルツアーなので、マナ島とフィジアンホテルに滞在する我が家のようなパターンでは、使い道に困ってしまう。
アリさんに相談するとフィジアンリゾートに向かうまでナンディで1時間くらい時間があるというので、ナンディで食事に使うことにする。”大黒屋”という日本食のレストランで鉄板焼のコースを食べる。ランチだとお金が余ってしまうので、無理をいってディナー用のコースにしてもらう。3人前でF$180。
最初にマグロと鯛のお刺身が出たが、私にはマナ島の食事がちょっと合わなかったせいもあって、これがすごくおいしくて生き返った気がした。伊勢エビやステーキも味付けが日本風でとてもおいしい。目の前で焼いてくれるので食欲もそそられる。子供たちにも大好評だった。
ナンディからバスでビチレブ本島南西部のコーラルコーストにあるヤヌサ島フィジアン・リゾートに向かう。道路を横切るイタチのような動物を見かける。アリさんに聞いてみるとマングースだという。野生のマングースは初めて見た。ナンディ市街を出てしまうと、窓から見えるのはずっとサトウキビ畑。フィジアンリゾートまで所要時間1時間半、夫以外は速やかに眠りに入る。
フィジアン・リゾート
フィジアン・リゾートは想像していたよりもずっと豪華なホテル。重厚なドアをカードキーで開けると、広々とした部屋にクィーンサイズベッドが2つ置かれたツインルーム。これを家族4人で隣接2部屋占有できる。ここでも部屋の中に隣の部屋へ通じるドアがあり、部屋の外に出なくても2つの部屋を行き来できるインターコネクティングルームになっている。これには感激。LOOK/JTBのツアーを選んで本当に良かった。
窓からは芝生の庭とヤシの木、その向こうには海が見渡せる。インテリアもシンプルだが洗練されたシックな感じでとても気持ちが良い。2階建ての建物の2階の部屋だったので、尖った屋根の形そのままに天井もとても高くて開放感がある。マナの部屋でヤモリとゴキブリを見てびびっていた子供たちも、ここなら大丈夫という感じ。
まずはリゾート内の散策を兼ねて、リトルチーフクラブ(キッズクラブ)に入会しに行く。手続きをするとクラブのマークがついたペンダントとTシャツをくれる。これで子供の食事(バッフェメニュー)が無料になる。また、日替わりで催されている子供用アクティビティに参加することができる。我が家の子供達はいくら勧めても、自分達で遊んだほうが良いと言い張り、結局一度も参加しなかったが・・・。
リゾート内はとてもきれいに整備されていて、レイアウトを考えて植えられたヤシの木が青い空と海に映えて美しい。リゾート感溢れる大きなプールでは、ネットを張ってバレーボールをやっている。
レストランは5つあるが、改修中で2つしか営業していない。メインダイニングの”カレブレストラン”が営業していなかったのは残念だった。

ファイヤーウォーキングとメケショー
この日の夕食はファイヤーウォーキング(火渡りの儀式)とメケショーが見られる屋外バッフェにする。
ファイヤー・ウォーキングは、神の霊力を授かるために、焼けた石の上を素足で歩く儀式。ファイヤー・ウォーキング・アリーナという専用の場所で週一回ゲスト向けのショーとして披露されている。この儀式は、限られた種族の人々だけができるようで、この儀式を見せるためにビチレブ島のいろいろなところを回っているらしい。
奇声をあげながら太い木の枝で焼けた石を転がして飛び石状に並べたあと、石の上をゆっくりと確かめるように歩いて渡る。石が焼けていても見た目には分からないので、ショーとしてはとても地味なものだが、それゆえに神秘的な雰囲気が伝わってくる。
ファイヤーウォーキングのあとは屋外に設けられたテーブルでロボ料理のバッフェ。その後メケショーが始まる。メケショーはフィジーの伝統的な歌と踊り。男性は草でできた腰巻きをつけて勇壮な戦いの様子を、女性はタパクロスを巻いて日常の喜怒哀楽を表現して踊る。

最後には全員のコーラスで”イサ・レイ”を聴かせてくれる。きれいな混成コーラスでマナで聴いたメロディが甦りとても感動。
ショーが終わると、ゲストと出演者が一緒になってダンスパーティに。次女はここで知り合いになった日本の方と楽しそうに踊っていた。(大嶋さんお世話になりました)
帰り際メケショーに出ていた女性達が自分たちがしていたレイを私と子供達にかけてくれた。
お湯が・・・
9時半頃部屋に戻る。マナにはバスタブが無かったので久しぶりにお風呂にでも入って早く寝ようと思っていたら、これからちょっとしたトラブルに見舞われることに・・・。
バスタブに入れたお湯が茶色いのだ。どうやら水は大丈夫のようだ。気持ち悪いのでゲストセンターに電話をかける。日本語が話せるスタッフがいるというので、呼んで貰うがこういうときに限って不在のようだ。仕方なく英語で状況を話す(夫の役目)。何とか話が通じたらしく、夫が「来てくれるって」とみんなに言う。
ところが・・・、30分経っても誰も来ない。再度電話。ちょっと強い口調で"too late"とか"come here in a minute"とか言っている。行くから待っててくれと言わたらしい。
再度待つが・・・、30分経っても誰も来ない。
JTBのアリさんが「アリの携帯電話は24時間営業してますので、何かあったら電話して下さい」と言っていたのを思い出す。夜遅くて悪いと思いつつかけてしまう。係の人に電話してくれるという。折り返しアリさんから電話が入って、係のものが伺うので待っていてくれと言っていると伝えてくれる。
たまたま部屋の前を通りかかった日本人女性の2人組みに「お風呂のお湯が汚くないですか」と聞いてみたら、ひとりはそうなんですと言っていたが、もうひとりはシャワーしか使ってないので全然気がつかなかったと言う。
待ち続けることさらに30分、ようやく係の人がやってきた。他にも同じようなトラブルが数件入っていてパニックになっているらしい。水位が下がってなんたらかんたら・・・・・と訳の分からない理由を説明している。こっちが英語が分からないだけか?。
来てくれたのはいいが、やることは蛇口を全開にしてお湯を出し続けるだけ。これが唯一の解決法だとか言っている。10分くらい流し続ければきれいになると言っていたが、やや色が薄くなってきたもののまだオレンジ色〜黄色。夫が直らないなら部屋を代えてくれないかと言ったらしいが、その部屋でもまた同じことが起きて、最初からやり直しになると納得させられる。ふと時計を見ると12時を過ぎている。もう休むからといって帰って貰う。とにかくお湯を流し続けるようにと言って帰る。
この日はシャワーを浴びて寝る。シャワールームの床が黒なので、確かにシャワーだけなら気がつかないかも。
次の日から毎日、朝と夜1時間くらいはお湯を流し続けたが、結局最後の日までだめだった。改修工事の影響なのかも知れません。
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