屋久島旅行3日目 −白谷雲水峡−
2005.11.2(Wed)
白谷雲水峡
縄文杉登山が予定よりかなり早く歩けたので今日は少し遅めの出立。昨日のうちに予定を変えて今日の朝食弁当をキャンセル。
ホテルで朝食を食べてから7:30に出発。
今日の目的地は標高800〜1300mの白谷川流域に広がる自然林『白谷雲水峡』。
映画「もののけ姫」のモデルになったといわれる苔に覆われた神秘的な森を見に行く。
宮之浦から白谷雲水峡線に入る。この道も荒川登山口線同様一車線でくねくねした道だが、今日は明るいので運転が楽だ。
途中何カ所か道路が工事されていて大型トラックが通行するため走りにくい。
大型バスはかなり難儀するだろうと思いながら進む。
8時35分、白谷入口到着。
ルートマップ
コース標高
※本頁のルーマップ・標高図は『カシミール3D Ver8.6.8』を用いて作成しています。
タイムテーブル
| チェックポイント |
到着時刻 |
出発時刻 |
徒歩時間 |
休憩時間 |
| 白谷入口 |
|
8:43 |
|
|
| 飛流おとし |
8:48 |
8:50 |
6 |
2 |
| さつき吊橋分岐 |
8:55 |
8:55 |
5 |
0 |
| 二代大杉 |
9:00 |
9:02 |
8 |
2 |
| 三叉路 |
10:12 |
10:12 |
70 |
0 |
| くぐり杉 |
10:15 |
10:17 |
3 |
2 |
| もののけ姫の森 |
10:25 |
10:28 |
8 |
3 |
| 辻峠 |
10:40 |
10:45 |
12 |
5 |
| 太鼓岩 |
11:00 |
11:40 |
15 |
40(昼食) |
| 辻峠 |
11:50 |
11:50 |
10 |
0 |
| もののけ姫の森 |
12:00 |
12:45 |
10 |
45 |
| 三叉路 |
12:53 |
12:53 |
8 |
0 |
| さつき吊橋 |
13:13 |
13:153 |
20 |
2 |
| 飛流おとし |
13:20 |
13:23 |
6 |
3 |
| 弥生杉分岐 |
13:28 |
13:28 |
8 |
0 |
| 弥生杉 |
13:38 |
13:45 |
10 |
7 |
| 白谷入口 |
13:53 |
|
8 |
|
所要時間
| |
私の所要時間 |
ガイド等による所要時間 |
| 往路 |
2時間17分 |
3時間00分 |
| 昼食他 |
40分(昼食)+45分 |
|
| 復路 |
1時間18分 |
2時間15分 |
| 合計 |
5時間10分 |
5時間15分 |
飛流おとし
白谷入口(管理棟)
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憩いの大岩
|
管理棟で入園料(森林環境整備推進協力金)300円を払って入場。
入園料は全てヤクスギランドと白谷雲水峡のの森林環境整備事業に使われるとのこと。
舗装された遊歩道を進むと「憩いの大岩」と呼ばれる巨大な一枚岩が現れる。
この岩をよじ登っていくと花崗岩の大岩の間を清流が流れ落ちる『飛流おとし』。青緑に光る淵の水がきれいだ。
白谷川(飛流おとし下流)
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飛流おとし
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原生林歩道
二代大杉
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三本足杉
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さつき吊橋を渡らずに直進して原生林歩道に向かう。
二代大杉を過ぎて原生林歩道に入ると舗装されていない山道となる。
この辺りから鬱蒼とした奥深い森が広がっている。
マイナスイオンかフィトンチッドか知らないけれど、
森の中には本当に樹木の香りが満ちている。
三本足杉、びびんこ杉、三本槍杉、奉行杉などの名前がつけられた屋久杉が次々と現れる。
二代大杉は自然災害で折れた一代目の木株に二代目が着生して成長したもの。
三本足杉の太い足は根。倒木上に着生して根が伸び、元の倒木が朽ちて根だけが残ったもの。
奉行杉は樹高24mの巨大な杉。幹にいろいろな植物を着生させてズンと聳えている。
どれも個性的な屋久杉揃いだ。
奉行杉を過ぎ、大木の根がむき出しになって敷きつめれた急な尾根斜面を下っていくと沢に出る。
苔むした石の間を清流が静かに流れ、何ともいえず侘びしい感じの空間が広がっている。
これでも十分に苔に覆われた感じだが、もののけ姫の森はもっと凄いのだろうか。期待が膨らむ。
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奉行杉
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くぐり杉・七本杉
楠川歩道との三叉路を右折して森の中を上っていく。
少し歩くとくぐり杉。倒木更新の一代目が朽ち果てたよくある形態。
くぐり杉をくぐって白谷山荘への分岐を過ぎると七本杉。
七本杉は太い幹がまっすぐに伸びた立派な大杉だ。
上の方で枝が7本?に分かれているところからその名がついたらしい。
くぐり杉
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七本杉
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もののけ姫の森
七本杉を過ぎればいよいよ『もののけ姫の森』だ。
深い森の入口に『もののけ姫の森』という小さな看板がある。
看板から少し奥の辺りに森の奥の方まで見渡せる空間が開けている場所がある。
一面苔に覆われた緑色の世界。でもただ美しいだけじゃない。
何色もの色が混ざり合った苔の濃厚な緑色と大きな石や奇っ怪な形の巨木の枝や根の造形が入り乱れて、
何とも濃密で力強い生命を感じさせられる世界だ。
視線を動かすと、目の隅を横切る薄暗い幹の窪みや樹の陰に、一瞬、カタカタと首を震わす木魂(こだま)が見えたような気がしてくる・・・そんな感じ。
もののけ姫の森の写真6連発。写真じゃとても全ては表せないけど、少しでも雰囲気伝われば・・・。
太鼓岩
もものけ姫の森をさらに奥へ進むと辻峠。この先は昨日歩いたトロッコ軌道の楠川分かれへと繋がっている。
今日の最終目的地は太鼓岩。辻峠を左に曲がって急な山道を登っていく。
10分ほどで上り斜面は終わり斜面沿いに山を回り込んでいく。
突然視界が開けて目の前に大きな石が現れる。
きっとこれが太鼓岩だ。岩肌をよじ登るとそこは大きな一枚岩の上。
遠く奥岳の山々とその前面に広がる森が一面に見渡せる。
この景観、映画『もののけ姫』に出てくる岩屋に雰囲気が似てる。
もしかするとこここもモデルになっているのかも。
残念ながら雲に覆われて宮之浦岳や翁岳の山頂は望めなかったが十分満足の眺望だった。
それにしても、太鼓岩の上で食べた昼食は美味しかった。
楠川歩道
楠川歩道
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さつき吊橋
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帰路は辻峠を経てもののけ姫の森で休憩。
きれいな写真を撮りたくて、お日様の光を待って、もののけ姫の森で45分くらい粘った。
三叉路からは楠川歩道を歩く。楠川歩道は石が敷き詰められた情緒ある道。
もとは伐採した屋久杉を運び出すために江戸時代に作られた古い道らしい。
三叉路から20分ほどでさつき吊橋に到着。ここを渡ると来る時通った舗装歩道に合流。
時間もあるので入口近くから弥生杉へ向かう。
縄文杉、弥生杉、紀元杉などのネーミングはかなり安直な気がするが、古き時代に思いをはせる男心にはとても訴えるものがある。
本来なら弥生杉を周遊するコースが用意されているのだが、
今は崖崩れの補修中で通行止めになっているため入口から往復する。
かなり急な階段を上らされる。思いの外息が切れる。10分ほどかかってやっと到着。
弥生杉は樹高26m。名前負けしていないとても見栄えのする巨杉だった。しばし見とれる。
日本の巨樹巨木100選にも選ばれているらしい。
白谷雲水峡。川、滝、巨杉、渓谷、森、苔、そして眺望。変化に富んだとても良い所だった。
屋久島でどこかひとつと言われたら絶対ここを推薦すると思う。
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弥生杉
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屋久杉自然館
白谷雲水峡を出たのは午後2時。まだ時間があるので昨日の屋久島環境文化村センターに味を占めてこの日も資料館訪問。
縄文杉登山からの帰りに見かけた屋久杉自然館に向かう。
入館料600円を払って入館。1660歳の屋久杉の年輪、ウイルソン株の伐採前の姿のCG再現など趣向の凝らされた展示がされている。
屋久島は土の栄養分が乏しいため、そこで育つ屋久杉は成長が遅く年輪がつまって繊維質が多いから腐りにくいらしい。
びっくりしたのは屋久杉の重さ。いろいろな木材が同じ大きさの立方体にカットされていて、
重さを比較できるコーナーがあるのだけど、屋久杉はとても軽い。
年輪がつまってると聞くと重い感じがするが・・・、繊維質が多いから軽いのか?
中でも一番のお奨めはハイビジョン・シアター。屋久島の気候、植生、景色、暮らしなどを100インチのハイビジョン映像で見ることができる。
マウスで見たい映像だけ選んで見られる。結局全部見た。
昨日に引き続いて世界地球紀行「屋久島編」-第二部-という感じ。やっぱり屋久島って凄い島だ。
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