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2005.10.31(Mon)

はじめに
永年勤続の褒美で会社からもらった長期休暇。長女の受験で家族旅行もできず一人で丹沢歩きでもしようと思っていたが、 折角のチャンスだからどこかへ行ってきなよという妻の声に後押しされてひと思案。
「こどもといっしょにどこいこう!」ならぬ「おとうさんひとりでどこいくの?」。 どうせならと、以前から憧れていた屋久島へ行くことに。 直前の旅行予約で宿がなかなかとれず苦労したが何とかなって、縄文杉ともののけ姫の森に会う旅へいざ出発。

田口ランディさんの著書「ひかりのあめふるしま屋久島」に 『中年サラリーマンのガラスの膝』ということばが出てくる。 屋久島の自然を紹介しているガイドさんにとって、 普段運動もしないでパソコンの前に座りっぱなしのサラリーマンが、 何を思ったか突然屋久島にやってきて『縄文杉を見たい』とか言い出すのが一番くせものらしい。 かくいう自分も2日続けて山歩きするのは初めだ。・・・どうなることやら。

屋久島
九州最南端佐多岬から南へ60kmの洋上に浮かぶ世界遺産の島、屋久島。 周囲約130kmの比較的大きな島だが、島の中央には九州最高峰1936mの宮之浦岳を初めとする2000m近い山々を擁し、 洋上のアルプスと呼ばれる起伏の大きな島。

亜熱帯に位置するが、その標高から山頂部は北海道なみの気候を示し、冬季は積雪する。 この垂直方向に大きく変化する特異な気候分布に伴って、 山頂近傍はその厳しい気候から白骨化した木々や高層湿原が広がり、 中腹には太古の杉原生林、山裾には照葉樹林、波打ち際にはマングローブが群生する。 日本の自然が縮約されたような希有で貴重な自然環境をもつ島だ。

1ヶ月に35日雨が降るといわれる屋久島。 見所はその豊かな雨によって育まれた屋久杉と苔に覆われた原生林。 さまざまな緑色に覆われた太古の森や巨木は見る者を圧倒する。

推定樹齢7200歳ともいわれる屋久杉の巨木縄文杉。 宮崎駿の映画「もののけ姫」のモデルになったもののけ姫の森を擁する白谷雲水峡、 降った雨が集まって流れ落ちる清らかな流れといくつもの滝、 この豊かな森の中に生息するヤクザルやヤクシカなどの野生動物。 まさしく山と森と水の聖地。

今回はチャンスはなかったが、 日本最大のウミガメ産卵地いなか浜や栗生の珊瑚礁など、 実は山だけでなく海も凄いらしいよ。