今年後半の内田塾について@

 今年も残すところあと2週間あまり。『フロンティア・スピリット空手道選手権大会』に続き「冬季昇段級審査会」も無事終了し、内田塾における年内の大きな行事は全て終了しました。夏以降、更新していない塾長室をこのままにして年は越せない!!―ということで、今年後半の出来事・総評について、塾長にうかがいました。


塾長 「またしてもみなさん、お久しぶりです! え、気づけば、もう年末なんだね。年を経る毎に、一年が早くなっていく気がするよ〜。それだけ毎日が充実しているってことかな。今年は内田塾にとって、とても良い一年だった。周知の通り、秋に本格的な海外支部としてスリランカに立派な道場ができたし。いたるところにヤシの木やバナナの木があって、気候は温暖。人々がフレンドリーで、行ってみてとてもよかったよ。空手に対する情熱も、とても熱いものを感じたね。支部長のニサンカは、32年のキャリアがあるというだけあって、スリランカ空手界では人望があつく、あらゆる他流派と友好的な関係を結んでいる。きっと内田塾スリランカ支部は急成長すると思うよ」

管理人「それにしても塾長…スリランカ空港到着時、飛行機を降りた途端に制服姿のセキュリティに囲まれ、一瞬、『塾長は国際指名手配犯だったのか?!』と思いました(汗) よく見ると、みな手には塾長の道着姿の写真を持っているじゃないですか!入国審査もフリーパス、到着ロビーまで何人もの人たちが先導してくれたりと、超VIP扱いに驚きました!」

塾 「ニサンカがスリランカ航空や、空港警備の公式指導員をやっていたこともあり、空港内にはたくさんの弟子がいたようだね。早朝のフライトだったから、TシャツにGパンという、とてもラフな格好で空港に降り立ったんだけど、到着ロビーにはビッチリスーツできめたスリランカ支部の関係者が整列していて、花のレイをかけられ、あとはフラッシュの嵐! さすがに、ちょっとはずかしかったなぁ(笑)」

管 「支部開設を記念して行われた大会、『オープン空手チャレンジカップ』の塾長入場の際も、ものすごい歓迎ぶりでしたね。青年鼓笛隊と共に民族衣装を身にまとった沢山の少女たちが舞い、まるで皇室の人が到着したかのような、賑わいでした!」

塾 「大会準備がそれは大変だったと思うよ。私に対する気配りも嬉しかったけど、何よりも初めて新支部が開いた大会がみごとな『ミニJAPAN GAME』に仕上がっていたことに、深く感動した。つまり、フルコンはもちろん、WKFルール・形あり…と、内田塾のコンセプトであるフュージョン空手を立派に実現していたんだ。3月以降、総本部・スリランカ間で、頻繁にメールのやり取りがあったとはいえ、言葉の通じない遠い国で、内田塾の趣旨が、ここまで正確に理解されたことに驚き、心が熱くなった。空手に対するきちんとした考えや技術は、すんなりと国境を越えることが判ったから、今後は国内の支部同様、海外でもしっかりと強い弟子を育てていくよ。来年は、依頼がきているアメリカでのセミナー、ニサンカの後輩が希望するイタリア支部創設などが、すでに予定されている。近い将来、『JAPAN GAME』で、海外の塾生とも交流が生まれると嬉しいね」

管 「新年早々にOPENする、東京支部についても教えて下さい

塾 「東京に内田塾を創ってほしいという声は、10数年前からあったんだよね。ようやく今回、同好会でなく、念願の正式な支部ができることになった。支部長は森下智之。彼は内田塾創設当初、少年部で腕を磨いた弟子なんだ。内田塾で全空連空手を学び、道場推薦のセレクション生として大阪の柏原高校に入学し、その後、空手の名門・近大に進んで、大学最後の年に「大学世界選手権」を制覇した猛者だよ。選手時代に世界レベルの戦いを経験しているので、熱い指導が期待できるんじゃないかな。 内田塾は、本当に人材の宝庫!(笑)」

管 「地元・高槻にできた阿武山支部もなかなか順調ですね」

塾 「総本部から車で15分ほどの、山手に作った道場なんだけど、子どもたちがみな素直で、これからが楽しみだね。子どもは天才。この支部にも、すでにキラリと光る才能を感じる子がいるので、総本部での練習も含め、年明けから積極的に自分自身をみがいてほしい。いつも言っているように、空手に限らず、子どもは力がついてくると、自然と精神的にも安定し、私生活全般が明るく良い方向に向かうから。人との比較ではなく、自分なりに勇気や自信をもつことが大切だね」

管 「勇気といえば、先の週末に行われた昇段審査会では、多くの塾生が感動し、勇気をもらいました」

塾 「まずは少年部の匠悟。ひじょーによく頑張った。匠悟は形が苦手なので心配だったけど、長井・原田の指導もあって当日は見違えるほど上達した形をうってたね。七人組手には、最強(?)メンバーが集まり、なかでも最後の「対大和戦」は、お父さんのコメント通り『こ、殺されるんじゃないか!』というくらい、容赦ない攻撃に見舞われた壮絶な一戦だったな(笑) まさにメッタ打ちにされ、みるみるうちに顔が蒼ざめていく匠悟をみて、途中でストップをかけようかと(笑)でも、最後まで戦い抜いたのは、立派だったぞ。本当におめでとう。大和っ、ご苦労さん(笑)」

管 「一般部の昇段審査も非常に見ごたえありましたね!!」

塾 「少年部の塾生をはじめ、はじめて一般の昇段審査を見られた保護者の多くがびっくりされてたね。融合空手をうたう限り、内田塾で黒帯を巻くには、フルコン・グローブ・WKF、とすべての立ち技について、ある程度のレベルまでマスターしていなければならない。だから、大変だよ。大人数を相手にすること以上に、さまざまなスタイルで戦うことが難しい。たとえば水泳で、クロールのみで10km泳ぐのと、バタフライや背泳ぎを混ぜたメドレーで10km泳ぐのとでは、どちらか大変か誰でも想像がつくはず。そういった内容なので、内田塾の昇段審査は日本一難しいといわれているんだ。今回は、長崎から岩丸が初段に挑戦。長崎支部の未来を背負って立つ若い指導員である彼には、長きにわたりかなりプレッシャーをかけてきたので、苦しいときもあったと思うが、よく乗り切ってきてくれた。同じ長崎支部で稽古をしてきた山本卓の応援もあって、今ある実力を出し切ることで、初めて九州の地に、真の黒帯が誕生した。おめでとう!これからは、長崎支部の子どもたちの本当の指導者として、頑張ってほしい。黒帯を巻いてからが、本当のスタートだということを忘れないように。これからも期待してるよ」

管 「総本部・山下敦央の二段昇段についてはどうですか?」

塾 「山下は現在、練習内容・実力ともにNo.1だと思っているので、昇段についてはまったく不安はなかった。ただ、直前のTV取材の際に、無理をさせ、右手にケガを負った状態で20人組手をしなければならなかったことは、非常に申し訳なかったな。痛みや苦しみを、生来の明るいキャラで吹き飛ばし、最後までゆるぎない戦いを多くの後輩たちに見せてくれて、頼もしい限り。申し分ない二段の誕生だよ。来年2月には結婚、環境が変ると思うが、マイペースをくずさず空手をライフワークにしてもらいたい。相変わらず、山下には色々なところから試合参戦のオファーが続いている。来年4月末には、新極真 元・軽量級世界チャンピオンの宮野孝裕氏が主催するイベントで、宮野氏自身とのワンマッチが決定した。実力のある空手家からの直々の申し出に、山下も対戦を快諾。これからも、自分のためだけでなく、山下に憧れる沢山の塾生のためにも、総本部に通ってもらいたいと思う」

管 「インタヴューが長くなってしまいました(汗)。これに引き続き、少年部の試合についての総評は、「今年後半の内田塾についてA」にて、
お話をうかがうことに致します。塾長、ありがとうございました」





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