0.はじめに



ここに掲載した記事は某コンピュータメーカ社内で文書として配布したものであるが、売れ行きの悪さに絶版になってしまった。しかしコピーをくれ、という人が後を絶たなかった。某月某日、Office Word2000のいじっていたらDOS文書プログラムで作ったファイルを読み込めることを発見。偉いぞ、マイクロソフト。そこで文書を復活することができたため、Web用に修正しておいておく。
ご存知のように現在筆者は、汎用機の仕事から遠ざかっているため、内容は古いに違いないが、いささかでもお役にたつならば幸いであります。

まえがき

アセンブラを使いこなそうとすると、大変な労力を要する。分厚いセルフスタディのセットを読破しても、「どう書いていいのかわからない。」のではないだろうか。

筆者が何年かアセンブラーのプログラムを読んだり、書いたりしているうちに気がついたことはアセンブラーのプログラムは、大部分が定石ともいうべきコードの書き方で、大半が構成されているということである。そういった定石を知っていることで、楽にコーディングをすすめられる。ここに記したものは、セルフスタディを終了してから実際のコーディングをするにあたって、「〜をするには、こうすればよい。」という例示といくつかのサジェスチョンである。

こういったプログラマー個人のノウハウともいえるものは、露骨にそのひとのコーデイング能力を問われるためであろう、過去に類似のものを見たことがない。筆者も自分の未熟をさらけだすようで、できればあまりやりたくはない。
一方でシステム・プログラマーは片手間の仕事となり、EXIT、ユーティリティ、パフォーマンスが要求される核の部分や、昔のアセンブラ・プログラム資産のメンテナンスなどでアセンブラの知識は必要であろう。ところが、いまやここに掲載されているような内容はどこを探してもないのではないだろうか?

一般的なシステムプログラムは、ここに集めた定石を組み合わせれば、それなりのものが作れるのではないかと、期待している。
必要に応じて目次から該当の箇所をみても、通読してもよいと思う。


参考文献:
アセンブラーH 第2版 言語解説書 (GC26-4037)
Enterprise Systems Architecture/390 Principles of Operation (SA22-7201)
Enterprise Systems Architecture/390 Reference Summary(GX20-0406)

1994年最終稿、1999年Webにおく。