第四章 劇場運動の可能性

II.組織・活動のあり方

第三章にみてきたように、新しい活動をはじめている劇場のいくつかはその組織のあり方を問題にしている。背景としては、発足から30年を越えた劇場運動が、組織・活動のあり方について次第に固定されてきたきたことで、マンネリ化し、活力を失うおそれが生まれてきたということがあるだろう。現在必要とされていることは、固定化され、「やらねばならない」活動となってしまったところを、もう一度個人の意欲、やる気を基礎にすえるところから見直すことであり、そのためのシステム作りである。
これまでの劇場の組織形態は、そのほとんどが発足当時からのものを引き継いできたが、それが現在も全く同じように通用するとは限らない。時代にあわせた修正や改革が必要となってくるであろう。実際の組織形態については地域性なども考慮しつつ各地の劇場がそれぞれにつくってゆくべきものであるが、ポイントとなるべきことを以下にまとめてみたい。


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