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「月夜野キャンプ」は1983年8月4日〜7日、山梨県・月夜野キャンプ場で、こども53名、指導員23名、総勢76名で行われました。 今回のキャンプのとりくみの出発点となったのは、「ドラマキャンプのあゆみ」に詳しいように、ひとつは前回「オクッシーキャンプ」の成果を生かし、ドラマキャンプを発展させることであり、もうひとつは、ドラマ化成功の反面で、前回行き届かなかった生活指導の充実を計るということでした。そして実際の私たちのとりくみは、このふたつを融合・調和させようとした試みでした。 それは一見ドラマ化することは困難に見えた、こどもたちの自主的な食糧管理、毎日の食事作り、朝の起床・集合(規律ある楽しい一日の始まり)、などを月夜野銀行券・クッキングブック・クッキングコンテスト・ダンボール枠の実演テレビなどを駆使することによって、楽しみながら生活づくりができるようにしたことです。そしてそれらを統合し、より一層のドラマ性を盛り上げるために、私たちは月夜野国を想定し、国歌・国旗を創り、女王を拝し、月夜野音頭を唱い、祭りに興じたわけです。そして、純粋にドラマそのもの(ファンタジー)を体験する時として、探検がとりくまれ、3回の下見を重ね、月夜野伝説が誕生するわけです。 このようなドラマ性とは別の、今回のキャンプのとりくみの前回のそれとの大きな違いは、今までお母さんたちにやってもらっていた、食糧・衛生・渉外などもすべて青年たちの手によって行なうということでした。そして、それはお母さんたちに安心して子どもを送り出してもらうということでもありました。 そこで、私たちがしたのは、お母さんたちにキャンプの内容・体制を知ってもらうことであり、健康・安全・衛生面について知識・技術を深めることであり、青年の役割分担と本部体制を固めることであったわけです。具体的には、青年部創作の「ニュースペーパーシアター」を持って地域例会を区内6カ所で開き、同時にキャンプの募集説明を行ない、その後キャンプ参加者の保護者に対し、父母説明会を2回開き、「お父さんお母さんのてびき」を作成配布しました。また、「健康・安全・衛生のてびき」「救急法のてびき」を作り、看護婦さんに救急法の講習を受けるなどし、指導員の学習を深めました。そして、さらに、健康チェックカード(2枚1組)を保護者に配布・回収し、電話による詳細確認・キャンプ中の必携体制を整え、万一に備えました。これらをふまえ、詳細な「指導案」を作成し、青年の集団運営体制の強化・確立を計り、キャンプ当日を迎えるわけです。 今年のキャンプの合い言葉は「あこがれを、すばらしい人生を感じるキャンプ」でした。私たちのすばらしい人生をつくるためにも、こどもたちのすばらしい人生をつくるためにも、よりすばらしいキャンプを考え、創り続けていきたいと思います。
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