今月は、ダブル・トリプルタンギングについてです。
6月のいい季候の中で気持ちよく練習する今日この頃です。みなさんお元気ですか?
トロンボーンソロ曲以外にも、細かいパッセージを要求されることが多くなってきました。
今月は、ダブル・トリプルタンギングの練習です。
私自身、細かいパッセージを鮮やかに演奏したいと思って、仲間のシングルタンギングの速さを
うらやましく思っています。でも大丈夫!
シングルタンギングで出来ない速さを、 ダブル・トリプルタンギングでカバーすればよいのです。
では、具体的な練習方法に入りましょう。
楽器を使用しないで、口の発音のみで練習するところから始めます。
まず四分音符=60から"tu-ku-tu-ku""tu-ku-tu-ku"と何回も大きな声で 発音してみましょう。
少しずつテンポを上げていきます。
舌がもつれる感じになってきたら もつれる一つ前のテンポを何度も繰り返していきましょう。
ここが大切なポイントで、 細かいパッセージに使用するのだから・・・とあせりは禁物です。
さて次は楽器をもって実践です。
声で練習していた時と同じ感じで演奏できましたか?
"tu"の発音の音色と"ku"の発音の音色がかなり違うこととと思います。
ku"の発音をはっきりさせるために、kuのみアクセントを付けてこの二つのタンギングの音色を
揃えていく練習方法もありますが、私は"tu"の発音を改良する方が近道だと思います。
"tu"の発音を"dyu"、"ku"の発音を"gyu"に変更して、もう一度声から練習してみましょう。
いかがですか?先程よりも舌に力が入りにくいので、軽く発音できると思います。
さあ、楽器を付けて練習してみましょう。
"tu-ku-tu-ku"に比べて"dyu-gyu-dyu-gyu"の発音の方が舌の動きが遙かに少ないと思います。
ここでポイントになることは、舌に力が入らない状態で、音を切る感覚を身につけることです。
次はトリプルタンギングです。 "dyu-dyu-gyu"か"dyu-gyu-dyu"の2種類を練習します。
ダブル・トリプルタンギングの練習には、四分音符=60のテンポから正確にリズムをコントロール
出来るようにしていきます。この時に音色の差がなくなるようにがんばって!
同じ音程の音で音色がそろってきたら、1オクターブの音階にトライしましょう。
様々なリズムでダブル・トリプルタンギングを繰り返していきます。
大切なことは速さではなく、それぞれの音の粒を揃えていくことです。
先月のレッスンでお話しした、音階を書いてみましたか?
四分音符等の単位で書いていらっしゃると思います。
これを16分音符単位や3連符の楽譜に書き換えるかイメージで切り替えて読んで練習して下さい。
最終的に粒がそろってきたら、すべてのテンポでのカバーを考えましょう。
例えばシングルタンギングで四分音符=120で16分音符が切れるとします。
その場合には ダブルタンギングは四分音符100で使用できるように練習します。
ポイントはシングルとダブル・トリプルタンギングで演奏できるテンポを重ねておく事です。
シングルタンギングも速さに挑戦しましょう!
舌に力が入ってしまう場合には、ダブル・トリプルタンギングの発音を応用して
" dyu-dyu-dyu-dyu-"で練習してみて下さい。
クラシックCDアルバムの中で「熊蜂の飛行」「チャルダッシュ」の超絶技巧を
テナーバストロンボーンで演奏されたリンドベルイ氏のアルバムがお気に入りです。
また、セレクトショップのページに掲載しているCD,DVD検索ボックスも
ご活用いただければ幸いです。(^^)