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今回は、ダイナミクス拡大の実践方法について考察します。


暖かくなってきましたね。天気の良いこんな日には、窓を開けてたっぷり深呼吸してみましょう。
とってもGOODな気分になりましたか?(^^)
ダイナミクスを大きくするには、たっぷりした息の量が必要です。

「もっと息を吸って!!」という言葉で、「・・・しなければいけない」というイメージを持つ事で
身体に力が入ってしまい、実際には息をたっぷりと吸えない事がよくあります。

気持ちの良い朝の空気を胸一杯吸ってみましょう。
体育の時間の「整理体操」の時を思い出してみて下さい。
深呼吸の場面がありましたよね。
その時の体の状態を確認してみましょう。
胸の周りを拡げたイメージで深呼吸していたと思います。
たっぷり息を吸うことが出来る姿勢は、この状態です。

楽器を吹くときの姿勢を考える時に、
「息を吸うときに肩を上げない。」(実際は、息をたっぷり吸うと肺が膨らんで肩も少し動きます。)
「椅子に深く腰掛けない。」 「背筋を伸ばしてあげないと・・・。」 等の
「〜なければいけない。」のイメージをやめてみましょう。

単純に前述の「深呼吸しやすい姿勢」をとればOKです。
それではダイナミクス拡大の練習を始めましょう。
まずは中音域の実音Fからです。

四分音符60のテンポで、1小節に一度16分音符をスタカッートで 吹いてみましょう。
出来るだけ短めにmfで練習します。 発音の子音は短かくなるように気を付けて。
この時のブレスのタイミングは「四分音符60のテンポ」を守って下さい。
1回目から当たるように何度も繰り返して下さい。

音符の長さが変わらないように。 中音域を中心に上下に一オクターブ拡げていきます
(F→Es,F→Fis・・・)

今度は、ffで練習します。 いかがですか?きちっと実音Fが当たりましたか。
できるだけ短めにffが吹けるように 練習してみましょう。
吹きやすい(当たりやすい)音と吹きにくい(当たりにくい)音が 感じられると思います。
その場合は、マウスピースのみを使用したバズィングで音程を チェックして下さい。
正しい音程がとれていることを確認してからもう一度チャレンジ!
何度も繰り返して同じ感覚で吹けるように頑張って下さい。
深呼吸しやすい姿勢を忘れずに。

同じ要領で16分音符を8分音符に変更します。 そして4分音符、2分音符と少しずつ長くして
4拍のロングトーンまでもっていきます。ここで、自分の吹いているffの音量を覚えておいて下さい。

4拍まで吹けるようになったら、クレッシェンド・デクレッシェンドのロングトーンです。
1.2.3拍間クレッシェンド・4.5拍目維持・6.7.8拍間デクレッシェンドの形で練習します。
4.5拍目の音量を維持するところで、先程のffと同じ音量になるよう頑張りましょう!!

この練習をあなたのすべての音域で豊かな響きを感じながら実践して下さい。
この練習の時には、チューナーを使用したチェックを忘れずに使いましょう。
ON-LINE LESSON.5 ◆ffのサウンドを改善するには?を参照)

クレッシェンドするときに息のスピードが上がって音程が高くなる事や、ディミネンドするときに
息のスピードが下がって音程がぶら下がる状態になることがよくあります。
チューナーを使用して音の出だしから安定した音程が得られるようにしましょう。

金管楽器の音楽的なダイナミックレンジの幅広さを再確認できるジャーマンブラスのアルバムを
紹介したいと思います。非常に緻密に計算された色彩と音量の変化、ただでかい音ではなく
協調と調和を持ってセクションとして響き渡るという言葉がマッチする演奏です。
また、セレクトショップのページに掲載しているCD,DVD検索ボックスも
ご活用いただければ幸いです。(^^)

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