音色について考察します。
貴方が世界で一番すばらしいと思うトロンボーンの音色を心で深くイメージして下さい。
その音を表す形容詞をつけてみましょう。
美しい、歌うような、重厚な、澄んだ、豪華な、たっぷりな、なめらかな、まるい、集中した、
暖かな等。
貴方の理想とするトロンボーンの音色が、演奏するとき常に貴方の頭の中で歌っている事を
聴くようにしましょう。
一つ一つの音に集中し、想像上の「最高の音」を目指すべき目標に。
すべての練習に取り組んでいる間、最高の音が演奏の表側に出るように集中しましょう。
頭の中でイメージした音を体全体で響かせて演奏します。
特に胸部を少し持ち上げて広げる感じで響かせます。
この部分をリラックスして響かせる事によって、響きの太さが表現できます。
生演奏を聴く機会と共に、ソロ、トロンボーンアンサンブル、金管アンサンブル等のCDも
入手しやすくなってきました。
またオーケストラの楽曲の中でもすばらしいトロンボーンの演奏を聴くことができます。
様々な機会を通して、貴方の理想の音を決めて下さい。
私が個人的に感銘を受けたCD、DVDの中から、ベルリンフィル関係の演奏を紹介したいと思います。
この他に素晴らしい演奏を聴かせてくれる国内団体等のアルバムもON-LINE LESSON.11に
紹介させていただいています。ぜひご参考になさって下さい。
ソロCD
◆Thomas Horch:POSAUNE IN EUROPA
(CD)
現在バイエルン放送管弦楽団首席奏者のT.ホルヒ氏は、私が留学時代にベルリンフィルの
首席奏者(試用期間)として活躍していました。とても柔軟性に富んだ音色が素晴らしいと思います。
◆OLAF OTT:トロンボーン協奏曲集(カメラータ・トウキョウ (CDT-1062)
現ベルリンフィル首席奏者、O.オットー氏のソロアルバム。
国内盤なので比較的入手も容易かと思います。(^^)
ライヒェ:トロンボーン協奏曲第2番やダヴィッド:トロンボーン小協奏曲など
定番レパートリーを、丸く艶やかなサウンドで楽しませてくれます。
◆GIEGFRIED CIESLIK / PHILLIP MOLL (GEMA)
バス・コントラバストロンボーン奏者のチースリク氏の意欲作です。
バス、テナートロンボーンからサックバットまで暖かく艶のある太い音色が楽しめます。
トロンボーンアンサンブルCD
◆Triton Trombone Quartet
ベルリンフィル首席トロンボーン奏者のO.オットー氏と現在は指揮者としても活躍されている
バストロンボーン奏者H.ボイマー氏の所属するトリトントロンボーンカルテットです。
セクションとしての響きの統一感がすばらしい。
◆POSAUNEQUARTETT2
首席トロンボーン奏者の一人、C.ゲスリング氏の所属するトロンボーン四重奏団です。
古典的な楽曲からフランスものまで艶やかなサウンドが楽しめます。
音符一つ一つに愛情のこもった演奏です。
金管アンサンブル
◆ブラスの饗宴
ベルリンフィルの中では様々な室内楽の団体が構成されています。
この団体はその中からトランペット4本とトロンボーン4本のアンサンブルで、バロック時代の作品を
中心に演奏されています。 ピッコロトランペットからバストロンボーンまでの音色の統一感が
素晴らしい。 現在はホルン、テューバも導入しています。
何度か来日公演もあり、金管楽器による室内楽として音楽の素晴らしさを伝えてくれました。
◆Brass In Berlin
カナディアンブラスとベルリンフィル金管奏者の共演アルバム。
トロンボーンはウテシュ先生です。
◆クリンゲン
ベルリンフィルハーモニーブラスクインテット。
トロンボーンはゲスリング氏。
オーケストラ作品から
◆Ravel Bolero
オーケストラの中でのトロンボーンソロといえば、まず「ボレロ」だと思います。
ベルリンフィルの名手たちの演奏を聴き比べてみましょう。
・カラヤン ベルリンフィル
(CD)
ソロを担当しているのは、J.ドムス氏。艶やかで華麗な音色です。
・カラヤン ベルリンフィル
(CD)
ソロを担当しているのは、D.ウテシュ先生。
正確なリズムとしっとりと落ち着いた響きが印象的です。
・ブーレーズ ベルリンフィル
(CD))
ソロを担当しているのは、W.アルント氏です。
おおらかな歌い回しと明るくピュアな音色が冴えています。
◆Mahler symphony No.3
・ハイティンク ベルリンフィル
(DVD) (CD
も発売されています。)
長大なソロを受け持っているのは、C.ゲスリング氏。
多彩な音色の使い分けは、この交響曲の構成にすばらしい効果を上げていると思います。
・アバド ベルリンフィル
(CD)
こちらはW.アルント氏のパワフルで色彩豊かな演奏です。特にpppが美しい。
・バルビローリ ベルリン・フィル
(CD)
1969年3月8日、ベルリン・フィルハーモニーでのステレオライブ録音。
芯のある素晴らしい響きがとても印象的です。ソロ奏者名はわかりませんが、
ご存じの方いらっしゃいませんか?ぜひ教えて下さいませ。m(_ _)m
※2006年7月に国内盤
が発売されるそうです。
音楽としてはもちろん、トロンボーンソロを聞き比べてみるのも楽しいですね!
この他にもすばらしい音色を感じることができるCD等もたくさんあります。
また、最近はオーケストラだけでなく、ソロリサイタルやアンサンブルのコンサートも
いろいろな場所で行われています。
ぜひ生演奏でのトロンボーンも聴いてみて下さい。
きっと新しい発見と感動があると思います。
金管楽器の調和した響き、木管楽器の緻密なアンサンブル、そして素晴らしい弦楽器の表情等、
ベルリンフィル定期演奏会でも感動したR.シュトラウス:アルプス交響曲のDVDを紹介します。
セレクトショップCD,DVD検索ボックスもぜひご活用下さい。
(^^)