Natural for DHTML

このコーナーは、@nifty内のフォーラム「日本在宅ワークコミュニティ」(FZAICOM)においてよく寄せられる質問について、私(たんぽぽ)自身が直接回答した文章をもとに編集しています。

入力の仕事をしていく上では、手元を見ないで入力できたほうがいいのでしょうか?

タッチタイプができないと、まず入力速度が落ちます。
それから目線の移動距離が大きくなりますので、目が非常に疲れます。
また、誤変換、抜けなどのミスが多くなってしまいます。

 目の疲れ

入力系の仕事の場合、特に原稿を元にして文字を打つ仕事の場合は、原稿台をできるだけモニターの横にくるようにセットしてください。原稿とモニターの間を往復する目線の移動距離を、できるだけ短くするためです。

手元を見ずに打てる人の目線は、原稿の文字と画面を往復するだけですが、手元を見ながら入力する人は、原稿の文字を見たあとにいったんキーボードに目線を落とし、該当キーを探して入力を確認したあと、再び目線を上にあげて、今度はモニターに表示されている文字を探すことになります。これを長時間やっていると、目にかなりの負担がかかってしまいます。

 誤変換・抜け

私の場合ですが、原稿を見ながら入力する場合、頭の中はどのようなプロセスで入力をしているかというと

(1)原稿の文字を文節ごと(大体5〜6文字程度)、漢字を含めてぱっと映像と音(オン)で記憶する。

(2)同時に指が動き出す。

(3)記憶した文字の残像がアタマの中に残っているうちに、すばやく目線をモニターに移し、表示されてくる文字と残像を照らし合わせて正しい漢字に変換、ミスタッチを発見する。

つまり、頭の中の作業としては、原稿とモニターの文字を見比べるという単純な作業をくり返していくことになるわけです。校正作業のくり返しですね。

ところが、手元を見ながらこの作業をするとどうなるかというと、

(1)原稿の文字を記憶する。

(2)いったん手元を見て、キーを探す。

(3)目線を上げて、モニターに表示されている文字を見る。この時点で、先ほど記憶した文字の残像はすでに消えてしまっている。元原稿はどんな字だったか、これであっているのか、自信がない。

(4)そこで、再び原稿に目をやる。えーっと、どこの文字を入力していたんだっけ?と、再び文字を記憶する。

(5)もう一度、モニターに目線を移し、正しく入力されているか確認する。

…と、複雑な工程になってしまうわけです。無駄な動きが多いですね。
大量の入力作業をするときには、できるだけ同じ作業のくり返しにしたほうが能率も上がります。最初のうちは、手元を見たほうがミスが少ないように思いますが、量をこなすうちに指が自然に学習してくれるようになります。ある時点を超えると、急に手元を見ないほうが早く正確に打てるようになると思います。