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このコーナーは、@nifty内のフォーラム「日本在宅ワークコミュニティ」(FZAICOM)においてよく寄せられる質問について、私(たんぽぽ)自身が直接回答した文章をもとに編集しています。

夫のリストラで、私が在宅で働くことになりました。夫のプライドを傷つけないようにするには?

夫のリストラや減収で在宅ワークを始めようと思っている方は、きっととても多いのではないかと思います。その場合には、家族関係の調整を十分にとっておく必要があります。

夫の減収で妻が働くということは共働きでもよくあることですが、妻が外へ働きに出る場合は、夫は妻の職場を目のあたりにすることはありません。しかし、在宅ワークというのは自宅が仕事場になるわけですから、夫は身も心も疲れ果てて家に帰って、そこで妻が髪を振り乱してパソコンをたたいている場面を見せつけられることになるのです。これはとてもつらいことだと思います。

家というのは、本来くつろぐための場所であるわけですが、リストラにあった、収入が減ったということは、夫の仕事の方もうまくいっていない可能性が高いわけですから、普段よりも精神的にまいっているはずです。そこへもってきて家の中に癒される場所がない、それどころか仕事をしている妻の姿をみて、ますます自分が情けなくなる。この悪循環です。

自宅で作業をするということは、これはもう避けられません。
夫にも仕事場を見せることになってしまいます。
そうしたときに、どれだけお互いに相手を思いやれるか、相手の気持ちを理解できるかというのが、夫婦関係が壊れていくか、絆が深まっていくかの分かれ目になるような気がします。

豊かな生活、豊かな人生のために働くのであって、在宅ワークというライフスタイルを選択することによって本人や家族が不幸になってしまうのであれば、そんなライフスタイルはこの社会に受け入れられないと思うのです。

「女は養われて当然」という世間の風潮がまだあるように、「男は家族を養って当然」という風潮に苦しんでいる世の男性もいるはずです。もしも自分の収入が低いために妻が働きに出、そしてその妻の仕事が軌道に乗り始めたとき、夫は素直に妻の成功を喜べるものでしょうか。妻がインターネットやパソコン通信というネットの世界を介してどんどん成功していくのを見るだけで、夫は逆につらくなっていくものだと思います。成長していく妻が、まぶしく見えることもあるかもしれません。SOHOという自由さがうらやましく思えることもあるでしょう。

男だって人間ですから、きっと弱音を吐きたいときも、全部投げ出してしまいたいときもあるのだと思います。けれど、男である以上、そういう「弱い自分」は許されない、生まれたときから「男はこうあるべき」という生き方を期待されて育ってきたのです。ある意味で男性もまたかわいそうな存在であるといえないでしょうか。

自信のなさや、自己嫌悪は、プライドの高さとなってあらわれることがあります。
生活のために在宅ワークを始められるかたは、夫のプライドをへしおらないように、家族関係を大切にしてくださいね。