人づきあいが苦手な人へ

在宅ワークを始めたいという方の中には、
人づきあいが苦手な方や、職場での人間関係に悩んでいる方もおられます。
在宅ワークは、会社勤めのように毎日人に会う必要はありません。
基本的には、自宅で1人で作業をします。
クライアントとのやりとりも、原則として電話やメール、FAXなどで済んでしまいます。
ですから、人と会うことによってストレスをためてしまう人にとっては、
一人で仕事ができるというのは、とても魅力的にうつるのかもしれません。

ただ、たとえ在宅ワークといえども
クライアントとのやりとりをしたり、新しい仕事を開拓するときには、
やはり相手を訪問したり、いろいろな打ち合わせをしなければなりません。
まったく誰ともコミュニケーションせずに仕事ができる、ということではないのです。
今の仕事を維持していくために、また新しい仕事を開拓していくためには、
ある意味では会社員のときよりももっと、コミュニケーションというものを大切にしなければならないのです。

ただ、在宅ワークのいいところは
メールを使ったコミュニケーションを活用できるということです。
人前に出てしまうと、赤面して、言いたいことが何も言えなくなってしまう人
人に会うこと、話をすることにストレスを感じる人
身体に障害があったり、家族の事情で物理的に外へ出ていけない人

そのような方々でも
インターネットを使ってコミュニケーションをはかることができるのです。
もちろん、初めての仕事をするときには、
最初だけは相手先を訪問して、きちんと御挨拶や打ち合わせをしなければならないでしょうが
その後のコミュニケーションは、メールでも十分可能です。



人づきあいが苦手な方は
現実の社会では、なかなか心を割って話し合える親友がつくれないものです。
人づきあいが苦手な方は
ぜひネットで友だちをつくってください。
自分の関心の深い領域のメーリングリストに参加するのも いいでしょう。
今まではなかなか人づきあいがうまくいかなかった方でも、
お互いの顔がみえない
お互いの境遇がわからない
いわゆる匿名性という状況のなかで、やっと初めて本音で自分の悩みを語ることが
できるようになった……という人が
たくさんいます。
相手の容姿に関係なく
相手の収入や家庭環境に関係なく
文字だけの交流
その中で、やっと自分というものをさらけ出すことができる……
そういう人も、大勢いるのです。

ただ、バーチャルな世界に逃避してしまう人たちの中には
ネットの中でもう一人の別な自分を演じてしまう人もあります。
現実の自分とは、まったく別な人格を持った「もう一人の自分」を使って
匿名性をいいことに、他人を攻撃し、
さまざまな手段で現実社会で果たせなかった欲望を、晴らそうとするのです。
ネット社会の「無法地帯」の住人たちです。

自分の境遇や家庭環境、経済環境、容姿、経歴…
そういったもろもろの飾り物をすてて、それらのものと全く関係のない世界に身をおいたときに、
さあ、あなたはその世界でどういう生き方をしますか?
自らの本質に気付いて、本当の自分を取り戻すのか、
それとも、欲望のままに暴れ回るモンスターと化してしまうのでしょうか?


2000.11.16






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