Natural for DHTML

このコーナーは、私が入会している「キャリストメイト・メーリングリスト」において、私(たんぽぽ)自身が直接回答した文章をもとに編集しています。

私は通信教育を修了していないのですが
テープ起こしの仕事はできるでしょうか?

私は個人的に通信教育を否定してはいません。
基礎を磨くためには、役に立つと思います。
でも、実際に現場に出たら、通信教育会社から頂戴した「資格」なんて通用しません。

現実には、通信教育に否定的なクライアントも多いのです。
これは覚えておいてくださいね。
クライアントの会社には
「ほんの数ヶ月、テキストを読んで、状態のいいテープをほんの数本
添削してもらったぐらいで、本当にテープ起こしが身に付くはずがない」
と思っているところも、まだまだ多い。
「○○社の通信講座を修了し、試験に合格しました」
と言ったところで
逆に「それが何だ。うちのトライアルに合格しなければ意味がない」と言われるでしょう。


「通信教育の試験に合格している人」=「実力のある人」 ではありません。
逆に、独学の人というのは、みんなガッツがあります。
あっという間に追いつきます。そして、追い抜いていきます。
なぜかというと、探求心が旺盛だからです。
通信教育出身者が、試験に合格してぽーんと放り出されて、
さて、何から始めたらいいかわからずに戸惑っている間にも、
独学の人たちは自分でアンテナを張り巡らせて、どんどん道を切り開いています。
独学の過程で、道を切り開くすべを自分のものにしたからだと思います。


カリキュラムはすべて修了した。
試験にも合格した。
通信教育業者の関連企業から、わずかながら仕事をもらうこともある。
でも、それは月に1〜2本。
とてもじゃないけど、これじゃ必要経費も出ない。
もっと仕事がしたいのに、登録先から電話がかかってくるのを
ただじっと待っているだけの毎日。
そこで、自分で営業に出ることにする。
でも、どうやってテープ起こしの仕事を探したらいいのかわからない。
通信教育のテキストで教わった表記しか、わからない。
打ち合わせで何を聞けばいいのかわからない。
一生懸命やっているのに、クライアントには満足してもらえない。
何が足りないのか。どこがおかしいのか。わからない。

通信教育と実際の仕事の間の、そんな<隙間>を埋めていく必要性を感じています。

今、通信教育で勉強している方が多いようですが、試験に合格することや、登録
できるかどうかなんて、あんまり大したことじゃないと思うんです。
たとえ登録できたとしても、はたしてどれぐらいの仕事がまわってくるのか。
月に1〜2本だったとしたら、それじゃあ通信費ぐらいにしかならないでしょう。

最初のとっかかりとしては、どこかに登録して仕事をもらうのもいいと思います。
でも、初心者は、やはりできるだけ数を多くこなして、たくさんのテープを聴き貯めて、
耳のトレーニングをする必要があると思う。
登録先から月に少ししか仕事がこないんだったら、
すぐにほかに営業に出なければいけなくなります。
そうなったら、もう通信教育の資格なんて、あんまり意味がないんですよ。
ああ、基礎はできてるんだな…ぐらいの参考にしかなりません。
クライアントだって、よくわかっていると思います。
通信教育を修了したからって、すぐに使いものになる人はまずいないということを。


通信教育で勉強中の皆さんに水を差すつもりはありませんが、試験や登録という
ことにあまり振り回されないほうがいいと思います。
でないと、「こんなはずじゃなかった」ということになります。
試験に合格して「資格」を持っている方も、
その資格よりも大切なものがいっぱいあることを忘れないで欲しいと思います。
お客さんと気持ちのいいやりとりができることが、何よりも大事です。