第64回

第64回 優駿牝馬 G1 東京芝2400m 3歳OP牝馬定量
馬番 馬名 重量騎手 ノリ タカ オッ カミ カク トツ
1 1 ポップコーンジャズ 55オリヴァー          
2 アドマイヤグルーヴ 55武 豊
2 3 スティルインラブ 55 幸     
4 ピースオブワールド 55福 永        
3 5 センターアンジェロ 55石 崎          
6 タイムウィルテル 55吉 田        
4 7 シーイズトウショウ 55池 添            
8 メイプルロード 55渡 辺            
5 9 トーセンリリー 55柴田善            
10 オースミハルカ 55川 島            
6 11 コインオブスター 55田中勝            
12 ヤマカツリリー 55安 藤          
7 13 マイネヌーヴェル 55横山典    
14 シンコールビー 55佐藤哲          
15 メモリーキアヌ 55角 田  
8 16 チアズメッセージ 55蛯 名            
17 チューニー 55後 藤        
18 アイシースズカ 55小 野            

本紙戸塚の この馬
 アドマイヤグルーヴ一辺倒の人気になるであろうことは、誰でも予想できたことである。普段、競馬には大して興味を示さずにいる雑誌、週刊誌でさえ、オークスをとりあげてはアドマイヤグルーヴを大きく取り扱い、武豊のコメントが紙面を飾っている。たしかに、親子3代オークス制覇というのは他に類を見ない快挙であるし、達成されれば今年の上半期の話題としては最も大きなものになるのは間違いなかろう。しかし、個人的には人気ほどの信頼がおけないと考えているのである。少なくとも、前日売り1.6倍という人気を背負わせられるとは思っていない。1番人気には違いないが、2倍後半から3倍前半前後の1番人気という感触がある。
 理由はいくつかあるが、前走においては2点不安がある。1つ目は、最後の直線でグーンと伸びてきたなと思ったところが、ゴール板前でその勢いが止まってしまったように見えたこと。あの勢いなら突き抜けていてもおかしくはなかったのだが。買った馬が強かったということも言えるかもしれないが、やや不満が残っている。2つ目は、マイナス10kgの馬体減である。デビュー時に比べると18kgのマイナスで、前走後はこの馬体を戻すために若干調教量が落ちたことが伝えられている。桜花賞に出る前に若葉Sを使ったりしてなにか無理なところがあるように感じていたのだが、それがここで響きはしないだろうか。大きな体重の増減があれば要注意かもしれない。また、前々走の若葉Sも今ひとつであった様に感じている。正直いって相手は牡馬の2流レベル。よく見て1流半ぐらいであるからこの馬なら圧勝を期待していたのだが、ゴール前ではこれは負けたかなと思う結果。それとも、あれが牡牝の差というものなのだろうか。無理していなくて好感がもてる点といったら、やはりこのオークスを目標として長い距離を意識的に使ってきていること。しかし、そういう馬は他にもいる。その馬を本命とした。
 本命はタイムウィルテル。7戦2勝、2着1回と成績は目立たないが、2000m戦を3回使われている。いずれも勝利には届いていないが、着外に敗れたレースが中山で行われたのに対して、2着した前走は東京競馬場でのもの。もうひとつの勝ち星も東京競馬場と同じく広々としていて直線の長い新潟でのものだから、こうした馬場があっているのだろう。父ブライアンズタイムに母父サドラーズウェルズというのは、まさにこの長距離戦を目指しての配合ともいえる。各馬が距離に対する不安を隠せない以上、スローペースは必至。前走と3走前に見せた34秒台の末脚が、ゴール板まで届くことを祈る。
 対抗はアドマイヤグルーヴ、3番手に桜花賞馬スティルインラブ、以下、この馬も長距離得意なオークス配合のマイネヌーヴェル、東京競馬場ならトニービンのメモリーキアヌまで。

角田剛士 続・馬券優先主義
 アドマイヤグルーヴがオークス馬。ダイナカールの孫でエアグルーヴの娘がオークス馬。これに異論はない。ハナ差でも独走でもお好きにどうぞ。
 興味があるのは馬券のほう。アドマイヤグルーヴの次に府中のゴール版を通過する馬だ。○はマイネヌーヴェル。マイルは流れが合わなかった。広々とした府中ならば、じっくり行けるはず。アドマイヤグルーヴを負かすほどの馬だとは思わないが、府中の2400mならば、スティルインラブには遅れをとらないと考えた。▲はポップコーンジャズ。まだ3戦とキャリアは浅いが、最近、お気に入りのオリヴァーでの一発を期待した。父ダンスインザダーク、母父トニービンの血統も魅力十分だ。△はメモリーキアヌ。角田(つのだ)を再び按上に迎えたのが気になるが、前走で見せた桁違いの末脚ならば、このメンバーでもおもしろい。父のトニービンはエアグルーヴをはじめ、府中のGTだけはめっぽう強い。2着ならある。注はセンターアンジェロ。フローラSでは3着に敗れているが、1、2着馬との差はほとんどない。フローラSの1、2着馬に比べて人気面で落ちる今回、狙い目の1頭だ。上記4頭にアドマイヤグルーヴから馬単で。
 中京メイン東海Sは、プリエミネンスからミツアキサイレンス、ゲイリーエクシードへ。

神村義裕の 馬診断
◎シンコールビー・・・東京の二千でようやく力を発揮した。距離が伸びて更に期待。
○スティルインラブ・・・力は証明済み。距離延長も大丈夫そう。
▲アドマイヤグルーヴ・・・母娘3代制覇がかかっている。血統的にもオークスの方が力出せそう。
△メモリーキアヌ・・・東京の2400はトニービンがよく走る。
△タイムウィルテル・・・クラシックでのフライアンズタイムは怖い。
ちょっと今回はいつも以上に説得力に欠けるでしょうか?
ピースオブワールドはこれで勝ったらホント脱帽。

オッチャンの キャリアが違うんだって!
 ダイナカール、エアグルーヴと続き3代にわたるオークス制覇、武豊、桜花賞は出遅れたが末脚は抜群、これですべてのお膳立てがそろった。血統的にも距離の不安がなければこの馬を本命にしない理由はない。何もかもがそろうと負けるのが競馬でもある。穴党は後者に勝負を賭けるが、マイホースであるのが予想を狂わせる。マイホースグランプリなるものがなかったら、何か理由をつけて単穴にするが、今回は仕方なく本命にしよう。さらにピースオブワールドまで出てきてしまった。これもマイホースというだけの理由で対抗にしてしまおう。
 さて、桜花賞馬のスティルインラブは前走は完璧なレースをしてしまった。軽く見たから言うわけではないが、2冠を制するような器とはとても思えない。いいところ4着とみたい。桜花賞2着馬のシーイズトウショウはさらに恵まれた2着で父親がバクシンオーとくれば消ししかない。タイムウィルテルも穴人気になっているが血統的な魅力はあるが前走に全く強さは感じない。
 マイホース2頭がいなかったら、重い印をつけたと思われる馬は、まずメモリーキアヌである。トニービン産駒であることに加え前走の抜け出した足に何かを感じた。気持ちは本命である。マイネヌーヴェルは中山競馬場のゴンドラ席で凄い足を見せられ、桜花賞でも期待した。惨敗だったが、東京の2400ならばという馬だ。もう1頭、チューニーの末脚は通用しないだろうか。

タカの だから競馬は格だって!
 古馬のG1は盛り上がりに欠けるが今年の3歳牝馬は楽しめそう。2歳女王も復活してのオークス。武・グルーヴ人気がひどいが楽勝ムードでないのが救いか。
 本命はアドマイヤグルーヴ。人気だが仕方ないところ。これまでのレースぶりをみても母似で2400mはもってこい。ただし勝つなら圧勝してほしい。
 対抗はマイネヌーヴェル。桜花賞は惨敗だったが生で観た前々走の末脚が忘れられない。こちらも距離が伸びて府中ならチャンスありとみる。
 3番手はスティルインラブ。桜花賞は勝つべくして勝ったと思っている。2400mが向いているとは思えないが強さを感じさせる馬。スピードタイプではないだけに惨敗はして欲しくない。
 以下、阪神JFの1、2着馬のピースオブワールドとヤマカツリリーに印を打つ。

ノリの 予想だけならめっぽう強い(?)
 今年のG1レースの中でもかなり堅い本命馬が出てきたオークス。桜花賞では出遅れながらも次元の違う脚で追い込んで3着のアドマイヤグルーヴが本命。距離が伸びたオークスだから・・・というわけではなく、今阪神の1600mレースがあっても間違いなく本命を打っているであろう。強さを認めていながらも距離が伸びてこそ、という理由で対抗に落とした桜花賞であったが一番強いレースをしたのはこの馬で、マイルだろうが2400だろうが現時点では能力の違いでこの馬が勝つであろう。
 対抗には桜花賞馬スティルインラブ。距離的にも不安のない桜花賞馬なら対抗評価が妥当。ただし、桜花賞の時ほど自信がもてるわけではなく配当的にも馬券は押さえ程度が妥当か。どうもプリモディーネと印象が重なり、3着の映像しか頭に浮かばないのだが・・・。
 馬券の対抗にはメモリーキアヌ。印の上では3番手評価だ。対抗を予定していたマイネサマンサが直前で出走を取りやめたのだが、同馬の勝った忘れな草賞で2着。このレース自体は評価していないのだが前走はかなりの強さを感じさせた。府中しか走らないトニービン産駒で、狙うのはここしかない。
 人気の2歳女王ピースオブワールドはそれほど高い評価はしていないうえに休み明け。マイネヌーヴェルは強烈な追い込みで人気になっているが展開に恵まれた印象。穴馬としては桜花賞でも印を打ったが大幅な馬体減で惨敗したチューニー。馬体回復が絶対条件だがまだ見限れない1頭だ。


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