復活と 新興の力 せめぎ合い

第18回

第18回 マイルCS G1 京都芝1600m 3歳上OP国際定量
馬番 馬名 重量騎手 ノリ タカ オッ 神村 角田 トツ

1
1 ダンツフレーム 56武 豊      
2 メイショウオウドウ 57飯 田            

2
3 ビハインドザマスク 55松永幹      
4 イーグルカフェ 57田中勝          

3
5 ダービーレグノ 56 幸             
6 コンタクト 57和 田            

4
7 ロサード 57吉田稔            
8 タイキトレジャー 57横山典          

5
9 エイシンプレストン 57福 永      
10 ゴッドオブチャンス 56後 藤            

6
11 ゴールドティアラ 55池 添            
12 クリスザブレイヴ 57吉 田    

7
13 ダイタクリーヴァ 57河 内      
14 ゼンノエルシド 57ペリエ        
15 リキアイタイカン 56武 幸            

8
16 ムーンライトタンゴ 54四 位          
17 トロットスター 57蛯 名            
18 ジョウテンブレーヴ 57藤 田            

本紙戸塚の この馬
 木曜日まではゼンノエルシドを本命にしようとしていた。今月発売の「優駿」で藤沢調教師の特集が組まれており、その言葉の中に「ゼンノエルシドはやっぱりマイラーだった。スプリンターズSでは悪いことをした。今後はマイル路線を行くことになるだろう。」とあったためだ。言葉の端々に生粋のマイラーというイメージがうかがわれ、京成杯AHでの走りを思ってもそれは当然のように感じられた。それで、ゼンノエルシドを本命と考えていたわけだ。しかし、馬柱を見直しているうちに京成杯で背負った斤量が53kgしかないということが気になり始めた。この時2着になったクリスザブレイヴを3〜4馬身ほど離してゴールしてはいるが、斤量差で言うと4kgあったわけである。一般に斤量1kgで1馬身違うというから、同斤であればこの2頭にはそれほどの差がないとも言える。そう考えると、絶対的な存在とは思えなくなってきた。
 代わりに本命としたのがダイタクリーヴァである。今年は春のG1を目の前にして骨折で戦線離脱したが、秋には見事に間に合わせて、前走の富士Sでは7ヶ月半ぶりの不利もものともせず2着に食い込んだ。昨年の2着馬がここで復活したとなれば、コースや距離・雰囲気など、その適性においては他馬から一歩抜きんでた存在であることは否めない。なにしろ、マイル戦7戦6連対、京都コース5戦5連対と相性は抜群だ。人気ではあるが、中心はここから。
 対抗は、今後はこの馬を応援し続けることになるであろうダンツフレーム、ゼンノエルシドは3番手、以下、不治の病からの復活クリスザブレイヴ、スワンS勝ちの時計が優秀なビハインドザマスクとする。

角田剛士 続・馬券優先主義
 

神村義裕の 馬診断
◎ダイタクリーヴァ・・・マイル適性ならこの馬。京都も得意。
○ビハインドザマスク・・・速い流れになる中、強烈な末脚は脅威。
▲クリスザブレイブ・・・この年齢になってもますます盛ん。むしろ本格化した感もある。
△イーグルカフェ・・・前走59kgであの走りは評価できる。
△エイシンプレストン・・・こちらも夏以降本格化の兆し。期待できる。

オッチャンの キャリアが違うんだって!
 馬券を取ってもすっきりしないレースも有れば、写真判定でのがしても気持ちのいいレースもある。1〜5人気がハナ、ハナ、クビ、クビで決まったエ女杯は今年最高のレースだった。武豊が抑える作戦を独断で決めたのだろうか。調教師や馬主に話しているのだろうか。つまらないことが気になっているが、名レースの立て役者は武豊であろう。ところで5頭の格付けは皆さんどう考えるであろう。格はこうやって決まっていくが、エ女杯でわかったことは5頭が抜けていたと言うことであり、5頭の格付けは決まらなかったということだ。詳細は省くがあのレースを見て1番強いと感じたのはTMオーシャンであった。実質的に逃げ馬になってしまったばかりでなく、前の2頭を無理に追いかけたところがあり、それにも関わらず差のない5着は見事というしかない。有馬記念に出てくると日刊Sは報じているが出てきたら印は付けよう。2番手評価はローズバドであるが、追い込み馬の宿命でありあれで勝つのは無理だ。よく2着に突っ込んできたとしかいいようがない。3番手評価はティコティコタックで4角で他馬とぶつかる不利がなければ勝っていたであろう。以下パステル、ヴィクトリーが私の評価だが、武豊のすごさだけが目立ったレースでもある。
 さて、今のマイル路線でいわゆる超A級馬はいない。それどころかG1レースというのに、どの馬も帯に短したすきに長しである。それが逆にレースを面白くさせており、上位5〜6頭は差のない人気で馬券の売り上げに大いに貢献しそうなレースでもある。内からダンツフレーム、ビハインドザマスク、エイシンプレストン、クリスザブレイブ、ダイタクリーヴァ、ゼンノエルシド、トロットスターあたりが勝ち馬の候補である。それならばその中で自分の好みが後押ししているが、スプリンターズSでは不利があり実質的には勝ったと思っているビハインドザマスクを本命にしよう。京都外回りはインがポッカリ空くことがしばしばあり、松永幹がそこを狙ってくれと祈るばかりである。空きさえすれば必ず伸びてくるのは間違いない。20倍くらいの単勝を予想するので馬連は総流しだ。
 トツスポに何回か書かせていただいたが、最強世代3歳から、ダンツフレームと秋には強くなると信じていたムーンライトタンゴを選んだ。3歳牡馬の上位クラスは無理して菊を使ってしまうが、3000で今一つだった馬が距離が短くなったとたん圧勝するケースはよくある。ダンツフレームは明らかにマイラーで、1600から1800がベストであろう。ムーンライトタンゴも血統的には長いところでもいいようだが、桜花賞の足がどうしても忘れられない。桜花賞以降長いところを使ってきており私の期待通りに走っていないが、人気が大きく落ちたここが買いだ。クリスザブレイブは前走かなり強い勝ち方をしたのに意外と人気がない。後はエイシンプレストン、ダイタクリーヴァは抑えには絶対必要だが、前回無印にしたゼンノエルシドも1600ならば軽視は出来ない。人気馬で買いたくないのはトロットスターくらいで、ビハインドザマスク以外はパドックで決めたい。
 ところで、先週の記事の中で京都の最終は相性がいいと言って、1点予想をしていた奴がいる。ついそのレースを見ていてその2頭を応援してしまった。何とその2頭で決まってしまったではないか。格好良い奴がいたもんだと思ったが、おれも真似をして土曜日の重賞を予想しよう(この瞬間当たらない気がしてきたが)。東京スポーツ杯は本命がアドマイヤマックス、対抗ローエングリーン、単穴チトセサクセスだ。3頭の組み合わせでもかなり付くだろう。調子に乗って福島記念はジョービグバン、トレジャー、ミッキーダンスの三つどもえと予想した。

タカの だから競馬は格だって!
 

ノリの 予想だけならめっぽう強い(?)
 先週のエ女杯は実にいいレースだった。強い馬が強いレースをする、これこそが競馬の醍醐味であると認識させられるレースであった。勝ったトゥザヴィクトリーは武豊が非常に上手い乗り方をしている。「勝つにはあのレースしかない」・・・・確かにそのとおりであった。一方テイエムオーシャンは、折り合いを欠いてレースにならなかった。やはりこの馬はマイルが適距離であろう。2着のローズバドは強いレースであったが、どうしてもいつも届かず、惜しいレースが続いている。マイルではテイエムにかなわないであろうし、この馬がG1を取ることはないのかもしれない。
 さて、今週のマイルもかなりいいメンバーが揃った。Aデジタルが出走すれば、現時点でのマイルの強豪が全て揃った感じがする。本命をつけたい馬が5頭ほどいるがそんなわけにもいかず、印は原則5頭までと決まっているのでその5頭に何とか順位をつけて印をつける。
 本命はゼンノエルシド。マイルのG1はやはりマイルの王者に勝ってもらいたい。前々走の京王杯では「これぞマイラー」の脚を見せ付けてのレコード勝利。前走のスプリンターズはいかにも「マイラーが6Fを走った」というレースであり、これは度外視してもいいだろう。この馬、マイルだったらかなり期待できるとみているのでここは圧勝してもらいたい。展開的にも先行馬が少なく、しかしながらクリスザブレイブというしっかりした逃げ馬がいるので、その後ろにつけるこの馬にはもってこいの展開になるであろう。久々にこの馬で大勝負をかけてみようかと思うほどの自信の◎。
 対抗にはクリスザブレイブ。長期休養から遂に復活。この馬にはかなり前から期待をかけており、かなり応援している馬である。実力的には正直言って5番手評価程度だが、応援の意味をかねて対抗に推してみた。
 3番手はダンツフレーム。最強世代の3歳馬でもトップクラスの実力を持つ。体系的にはどうみても2000mまでの馬なのに、ダービー&菊花賞で上位入線というのはかなりの実力であることの証明。ローテーションにはたしかに疑問が残るが、この馬は実力の割には人気にならない点も魅力である。
 あとの2頭はエイシンプレストンとタイキトレジャー。エイシンプレストンは今年に入ってかなり実力をつけてきている。ここ4戦で3勝、しかも負けたレースは先行圧倒的有利な新潟でのレース。追い込み馬だけに色々と注文は付きそうだが、実力はここではトップクラスとみている。タイキトレジャーは地味な馬ではあるが、かなり強いと思っている馬。1600がどうか疑問であるが、前走も負けてなお強しの印象がある。トロットスターならこの馬の方が上に来るであろう。


エリザベス女王杯へ 【戻る】 【HOME】 JCへ