梅雨前に 春の最後の 嵐吹く

第50回

第50回 安田記念 G1 1600m 4歳上OP国際定量
馬番 馬名 重量騎手 ノリ タカ オッ 神村 角田 トツ
1 1 ダイワカーリアン 58北村宏            
2 アドマイヤカイザー 58武 豊    
2 3 フサイチエアデール 56和 田    
4 エイシンルーデンス 56野 元            
3 5 シンボリインディ 58蛯 名            
6 スティンガー 56田中勝
4 7 ロサード 58高橋亮          
8 ブラックホーク 58横山典        
5 9 キングヘイロー 58福 永      
10 ディクタット 58オドノヒュー            
6 11 オースミジェット 58四 位            
12 フェアリーキングプローン 58フラッド            
7 13 ウメノファイバー 56後 藤  
14 レッドチリペッパー 56藤 田        
15 トロットスター 58横山賀            
8 16 イーグルカフェ 54岡 部        
17 エイシンルバーン 58秋 山          
18 マイネルマックス 58勝 浦            

本紙戸塚の この馬
 今年の安田記念の顔ぶれを眺めると、外国馬を含めればG1馬が8頭いるとは思えないような印象を受ける。どちらかといえば豪華なG2といった印象。恐らく、G1馬といえどもその後のレースでコロコロ負けてばかりだからであろう。そのうえ、こんなことならと重い印を考えていたディクタットの手綱を取る予定だったデットーリが飛行機事故に遭い、代わりの騎手もままならぬ状態。なにやら先行きあやしげである。
 本命はスティンガー。かなり人気を背負うのではないかと思うが、今回はこの馬で仕方がないと思っている。実績・コース・距離ともに最上位の存在だ。なにより昨秋の実績が光る。4着・4着・14着と数字だけ見れば頭打ちといった印象だが、これがグラスワンダーやスペシャルウィークなどの一流馬を相手に4歳牝馬が戦った結果だということを思えばその内容の濃さは計り知れない。
 まず初戦の毎日王冠。ここではグラスワンダーに1馬身差である。もちろん相手も秋初戦だけあって本調子とは言い難かったが、すでにG1を3勝、グランプリも連覇中の怪物相手に4歳牝馬の修めた成績としては充分すぎる。そして圧巻は2戦目の天皇賞。ここをレコードタイムで駆け抜けたスペシャルウィークに1馬身半差と好走したのである。この時のスペシャルウィークは前走の惨敗もあってかマイナス16kgと極限の仕上げであった(結果がそれを物語る)。その相手に1馬身半差というのはすでに4歳牝馬の域を越えたと言えるだろう。さすがに最後のジャパンカップでは上がりに40秒を要して4秒差(約25馬身)の惨敗を喫したが、毎日王冠〜天皇賞〜ジャパンカップという路線は、最近は古馬でもなかなかたどらない臨戦過程である。
 恐らく、藤沢調教師は今年以降のことを見越してそうした厳しい課題をスティンガーに与えたのだろう。そしてこの安田記念はその愛のムチに応える最初の機会になる。なぜなら、前走の京王杯SCからこの安田記念までは中2週、そして毎日王冠から天皇賞までも中2週だからだ。また、そのすべてが東京競馬場を舞台にして行われたレースでもある。偶然にしては出来過ぎという感じもする。いずれにしても、もし勝つとすれば勝つべくして勝ったレースということになるだろう。
 対抗にはアメリカへの旅立ちへのはなむけも込めてアドマイヤカイザー、以下、実はスティンガーに勝ち越している(3勝2敗)ウメノファイバー、連下には好きな馬2頭、フサイチエアデールとブラックホークとする。

角田剛士 続・馬券優先主義
 混戦模様の安田記念。5歳牝馬陣対古馬G1馬陣といった構図が出来上がっている。
 混戦を断つのはフサイチエアデール。前走は思わぬ大敗もスティンガー、ウメノファイバーに負けず劣らずの実力馬。それにもかかわらず前記2頭に比べて人気面で離されている。これはおいしい。間隔は開いたが、調教はまずまず。距離は短距離から中距離までこなすもののマイル前後で最もいい成績を残している。当日の馬場状態が心配だが、人気薄の実力馬の巻き返しに期待して◎としたい。
 ○はアドマイヤカイザー。重賞未勝利も、昨年のマイルCSでは4着と実力はある。東京コースに変わるのも追い込みの同馬にはかなりのプラス。渡米前の最後の鮮やかな追い込みを見てみたいものだ。
 ▲はウメノファイバー。京王杯は半年ぶりの競馬にしてはなかなかの好走。距離が伸びるのは歓迎だが、今回は2走ボケが気になる。また当日の馬場も微妙だ。実力上位も▲にとどめる。
 △はスティンガー。1ハロンの距離延長は歓迎。初騎乗の田中勝治がどう乗るか。33秒台の脚を使った後の2走ボケが気になるところだ。
 注はロサード。58キロの斤量が気になるが、決め手はここに入っても鋭い。マイルでの連体実績もなく、強調材料がほとんどないが、高橋亮の一週間遅れの激走を予測して推す。

神村義裕の 馬診断
◎スティンガー・・・東京コースが得意で確実に切れる脚も魅力。
○キングヘイロー・・・前走は度外視。適距離のマイルで巻き返し。
▲ブラックホーク・・・前走は底力見せた。1キロ軽くなって
△イーグルカフェ・・・古馬の壁は厚いが4キロ差あれば上位に食い込む余地あり。
△ウメノファイバー・・・1ハロン延びるのはプラス。東京巧者。

オッチャンの キャリアが違うんだって!
 オークスもダービーも天候状態を見ながらの馬券戦術になってしまったが、今週もまた雨が降るかどうか微妙だ。ダービーは雨用の予想をしたものの、当日は晴れて雨用の予想は全く無視した馬券となった。今週は良馬場予想でいこう。というのも、土曜、日曜は奥秩父へ石楠花を見に山登りをするので、雨は降らないでくれという願いを込めている。安田記念は見られるかどうかわからないが、本命を決めているので馬券は買いやすい。
 このメンバーでは抜けて強いと思っているスティンガー。Jカップでの好走もさることながら、牝馬特有の切れる足に私ははまっている。前走は単勝とウメノファイバーに厚めに勝負して興奮した。もちろん、Bホークとの馬券もとらせてもらったが、今週もこの馬と心中する。間違いなく1番強い。
 対抗以下は微妙だ。Aカイザー、Uファイバー、エイシン2頭(実は2頭の区別がついていない)、Kヘイロー、Fエアデール、Bホーク、Rチリペッパーが候補だ。予想を送る次点でエイシン2頭の区別が付いていないので、これは無印にしよう。
 Bホークは最も無難な馬だ。△くらい付ければ当たる確率は高いが、決め手に欠けるのは東京向きでない。人気でもあるので、無印だ。人気も加味しFエアデールを対抗にしよう。前走はやや太めだったのと、雨が降っていたことにすれば納得がいく。またまたSサイレンスの親子どんぶりだ。後は切れ味のあるRチリペッパー、大外を回ってくるのことを条件にKヘイローに印を付けたい。Uファイバーは前走は全く人気がなかったので勝負する気になったが、今回は急に人気になったので軽く見た。
 残りの馬について一言。イーグルカフェは前走の勝ちっぷりが大したこと無い。Sインディは見込み違いで弱い馬と判断している。外国馬2頭はいつものように印を付ける気にとてもならない。

タカの だから競馬は格だって!
 抜けた実力馬はいないもののなかなかの好メンバーが揃った今年の安田記念。先週のダービーは久々にシビレるレースだったが今週もそんなレースに期待したい。
 本命はスティンガー。前走の末脚はとにかく強烈。昨年の毎日王冠、天皇賞でも好走しており、牡馬とも互角に渡り合える牝馬だろう。鞍上が変わるのが唯一の不安だが、馬の能力は間違いなくNO.1だろう。
 対抗はイーグルカフェ。前走のNHKマイルCは決してフロックではない。マイル戦は確実に追い込んで来る馬だけにここでも期待は大きい。斤量54kgというのも魅力の一つ。応援も込めて好走に期待したい。
 3番手はアドマイヤカイザー。昨年のマイルCSでも重い印をつけたがその後の実績は今一つ。強さを感じる馬だけにここらで一発あか抜けて欲しい。以下応援しているフサイチエアデール、はまれば怖いキングヘイローに印をつける。府中のマイルではブラックホークは当然無印である。

ノリの 予想だけならめっぽう強い(?)
 今週の安田記念はメンバーが小粒ながらも予想のしがいのあるレースとなった。高松宮記念で好走した古馬の牡馬勢と、年が明けてから活躍している5歳牝馬の対決。それに加えて4歳のマイル王と外国馬の参戦があり「世代の比較」が重視されるレースとなっている。高松宮記念が春のG1となってから、同レースで好走した馬が安田記念でも好走した記憶がない。それは平坦&小回りで絶対的なスピードが要求される1200m戦と、2000mも走れる程度のスタミナが要求される府中のマイルでは求められる能力が全く違うと言う証拠であろう。その理由から古馬の高松宮記念好走組は思い切って無印にしたい。キングヘイローは2000mまで走れるスタミナを持っているがこの時期は凡走続きなのが気になる。古馬勢を切ったからには1000〜1200m戦を使われてきた外国馬にも印をつける気にはならない。続いて4歳のイーグルカフェだが、4歳で安田記念を好走したスピードワールドの時は勝った馬がタイキブリザードで2着にもジェニュインと、今回のメンバーなら圧勝するような馬が来ている。つまり今回程度のメンバーなら4歳馬でも十分勝負になるのではないだろうか。4歳時のスピードワールドレベルであれば、の話だが・・・この馬にそれほどの実力があるとは思えず押さえまでにしたい。
 本命はウメノファイバーにした。今年の5歳牝馬はスティンガーが京王杯を勝ち、フサイチエアデールがダービー卿を勝っているようにレベルが高い。しかもその2頭とはオークスでは決定的な差をつけて勝っているウメノファイバーは5歳牝馬の中でも実力ナンバー1候補。前走は休み明けながらもブラックホークと差のない競馬をしており、スティンガーに武が乗らないのであれば逆転も十分可能とみている。対抗には同じ5歳牝馬のレッドチリペッパー。マイルならスティンガーよりも上だろう。そのスティンガーは3番手評価。前走は強いレースだったが、実力的には一歩劣ると見ている。古馬勢で高松宮記念不出走のアドマイヤカイザーを押さえる。


【安田記念の結果と感想】

そのうちね。


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