師走より 初秋に響く 蹄の音

第34回

第34回 スプリンターズS G1 1200m 4歳上OP国際定量
馬番 馬名 重量騎手 ノリ タカ オッ 神村 角田 トツ

1
1 ビハインドザマスク 55福 永      
2 ブラックホーク 57横山典      

2
3 タイキブライドル 57郷 原          
4 キングヘイロー 57柴田善      

3
5 マイネルラヴ 57蛯 名    
6 スギノハヤカゼ 57芹 沢            

4
7 ベストオブザベスト 57ホワイト            
8 マイネルマックス 57佐藤哲            

5
9 アグネスワールド 57武 豊    
10 マサラッキ 57藤 田          

6
11 ユーワファルコン 55中 館          
12 ブロードアピール 55松永幹        

7
13 シンボリインディ 57岡 部            
14 ジョーディシラオキ 53北 村            

8
15 ダイタクヤマト 57江田照            
16 タイキトレジャー 57後 藤        

本紙戸塚の この馬
 ここ数年、G1カレンダーがたびたび書き換えられている。新しいレースの設立や宝塚記念などの日程変更。数年後にはダービーの日程も変える計画もあるとか。ワイド馬券の導入や、こうした日程の変更など、様々な試みをするのは有り難いことでもあるが、何月にはこのレースという季節感のようなものが失われる気もして、少し淋しい気もする。
 スプリンターズSも、今年から新しく10月の頭に移った。これまで、師走競馬を彩る電撃戦として親しんできたレースであり、中長距離戦の総決算である有馬記念といいコンビだっただけに違和感を感じる。しかし、そのおかげというか偶然というか、オリンピックの最終日と秋G1開幕戦が重なったというのにはちょっとした面白味を感じたりもする。男子マラソンと時間が重なってしまったが、恐らく勝負どころにさしかかるちょっと手前で70秒弱の寄り道をするのもいいだろう。
 さて。今年のスプリンターには昨年印を打った5頭がそのまま出走してきた。当たり前のことだが、いずれも1歳ずつ年をとっての出走である。6歳3頭、7歳1頭、8歳1頭という組み合わせ。普通に考えれば成長の線は下り坂に入っている馬ばかり。新興勢力にも食指が動いておかしくはない。ビハインドザマスク、タイキトレジャーといった5歳の上がり馬もいるし、果敢に挑戦してきた4歳馬もいるのだ。今後を見据えてそちらの馬を見ておこうという気もある。
 しかし、印はあえて9ヶ月前と同じ5頭に打つ。そして、その中の本命は当時対抗だったブラックホーク。今年はまだG3を勝っただけで、2度出走したG1は4着と9着と目立つものではない。他に、高松宮記念を勝ったキングヘイローや英G1を勝ったアグネスワールドがいることを考えると見劣りさえする。だが、その敗戦内容を見るとまだ見限るには早い。それに逆転の目も出てこようというものだ。
 G2・G3戦では本賞金の増加にしたがって59kgという酷量を背負わされるようになった。そのためか最後のもうひと伸びが足りず阪急杯以降は2着を連続しているが、スティンガーに0秒3笹、4kgの斤量差があったビハインドザマスクに0秒0差であるからけして力負けではない。4着だった高松宮記念は外から2頭目という大外枠で直線の短い中京競馬場を走らねばならなかったし、安田記念の距離はすでに守備範囲ではない。その点今回は、斤量は2kg減の57kg、内枠を引きコースは5戦4勝の中山コース、距離は4戦2勝・2着1回の1200戦である。連覇の可能性は充分にあると見た。
 以下、今度こそのアグネス、一昨年の覇者マイネルラヴとする。

角田剛士 続・馬券優先主義
 今週末も関東地方は雨。
 秋のG1第一弾は雨の中山でのスピード狂対決。
 仮柵をはずした中山の内枠をめぐっての熾烈な争いを尻目に、大外を回ってくる追い込み馬を中心に据える。
 ◎はビハインドザマスク、もといブロードアピール。ビハインドザマスクは本当に斬れる馬。条件馬の時代から注目していた馬。スプリンターズSに出てきたら狙ってみたい1頭だった。前走負けて人気を落としたところを・・・、と考えていたのだが、予想外の強さで4連勝、人気になってしまった。一方のブロードアピールは7歳ながら長期休養を挟んだため、まだ馬体は若い。高松宮記念も勝ち馬よりも早い上がりを記録。この馬も斬れる馬。しかも極端なピッチ走法でで重馬場も苦にしない。ダートですら34秒台で上がってくる馬だ。この2頭を中心に据える。内枠の分、思い切った騎乗が求められる人気の福永に対し、人気薄で外枠の松永に期待する。そう言えば、春のGT初戦もこの男が制した。狙っておもしろいだろう。で、○がビハインドザマスク。
 ▲はアグネスワールド。欧州のタフな馬場でもなんのそのの同馬には、重馬場がちょうどいいはず。小倉での日本レコードの印象が強く、スピード馬というイメージが強いが、武豊も言っていたように「日本では引っかかるくらい前に行く馬がイギリスでは全くひっかからない、この馬は馬場を考えて走る」との言葉の後押しを受けて、先行しても潰れないものと信じる。
 △はマイネルラヴ。今でも思い出すと興奮する一昨年のスプリンターズS。タイキシャトル無印は、半ばやけくそも、同馬のスプリント適正を疑ってのもの。けっきょく、能力で1200をこなしていただけであった。うなるような手ごたえでタイキシャトルに並びかけていたマイネルラヴ。以前は調教でも、ものすごい時計を連発していたが、最近は妙に落ち着いているという。ピークが過ぎたとの見方もあるが、前走も差のない4着。この馬には時計が早すぎた。中山ならば1分8秒台以降の決着。久々に馬券になるとみる。
 注はブリンカー装着の大外タイキトレジャー。兄にタイキエルドラドのいる良血も5歳になって本格化。前走で重賞初勝利から久々の競馬。一気の相手強化も未知の魅力に期待して注目する。スピード能力では同厩のシンボリインディよりも上と見る。人気薄、好調後藤で一発を期待する。
 ブラックホークは前門の狼M、後門の虎、そして人気に沈むと見る、というか沈むものとを期待したい。

神村義裕の 馬診断
◎ブラックホーク・・・59kgを背負って33秒の上がりは立派。巻き返す。
○アグネスワールド・・・堅実な走りで日本のG1もとるか?
▲マイネルラヴ・・・一叩きして状態は上向き。2年前の再現なるか。
△ビハインドザマスク・・・牝馬特有の切れる脚は強烈。
△キングヘイロー・・・気楽に乗れる分チャンスある。

オッチャンの キャリアが違うんだって!
 秋最初のG1であるが、同じ時間帯に男子マラソンがある。犬伏の好走を期待する一人である。女子マラソンは強い人が強いレースをして勝った。実に爽快なレースであった。トツスポでも再三書いたが、陸連のアホは市橋にメダルを取って欲しかったであろう。シモンと高橋の3人が抜け出したときは陸連もやったと思っただろうが、後半崩れてがっかりしたことだろう。
 さて、そんなわけで、レースの時間帯だけチャンネルを回すが、気合いをいれて予想する気にはならない。人気のAワールドは中山の1200向きとは思っていない。このレースは最後の100mでがらっと変わるレースなのである。後100mでは先頭を走っているかもしれないが、そこでBホークにかわされる。それで終われば昨年と同じだが後50mでさらにもう1頭が追い込んでくる。それはビハインドザマスクかMラヴだ。前者は前走で斤量に恵まれ差しきったが、斤量差が詰まっても勝負になると見た。1枠は不利だが、勢いだけを頼りに本命にする。後者も捨てがたいが、今回は単穴止まりにした。Aワールドは人気になりすぎているので今回は無印にしてしまおう。連穴も追い込み馬から選びたい。

タカの だから競馬は格だって!
 まだ届いてません。

ノリの 予想だけならめっぽう強い(?)
 時間がないので簡単に・・・。

 今年のスプリンターズSは、人気馬に追い込み馬が多く馬場も渋り気味。そこで先行馬を有利に見る。本命はアグネスワールド。初の日本G1制覇が濃厚。対抗には4歳馬ユーワファルコン。タイキの2頭に印を打ち穴狙い。


【スプリンターズSの結果と感想】

そのうちね。


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