|
■本紙戸塚の この馬■
トツスポの記事を書く前に携帯が鳴った。名前を見ると、昨年いた学校の知り合いの先生から。何の用事かと思っていると、あまりよくないお知らせであった。昨年、一緒に働いた先生が心筋梗塞で亡くなったとのこと。あまりに突然のことで、言葉を失った。そしてふと、サイレンススズカのことを思い出した。
その先生は「早く同じ仲間になれるように願っています」と、講師である自分をいろいろと応援してくれた方だ。それが今年ようやく試験に合格して、さあこれからと言うときにお別れとはなんと言ったらよいのか。同じことはサイレンススズカにも感じた。あのときも自分がようやくサイレンススズカのことを認め、さあこれからその活躍を見せてほしいと思った矢先の出来事だった。それにしても、同じ天皇賞の頃になっての突然のお別れとは。皮肉と言えば皮肉だ。
予想の文章をクドクドと書く気にもならず、かといって予想しないわけにもいかない。今回は簡潔にまとめておきたいと思う。
本命はナリタトップロード。今年は勝ち星がなく、テイエムオペラオーには昨年の菊花賞以降先着したことがない。5連敗中である。それでもこの馬が本命だ。何より、倒されても倒されてもなお挑みかかっていく陣営の気持ちが心地よい。かわそうとせず、真っ向から勝負している。その結果、先着こそ許しているものの、着差はそれほど大きくない。テイエムオペラオーが一番の実力者であることは認めるが、それでもなお逆転の期待をトップロードに託す。
以下も好きな馬でまとめた。ステイゴールド、ダイワテキサス、トゥナンテである。テイエムは無印。パチンコの好きな人だったから、香典代の出所が馬券でも怒らないだろう。
■角田剛士 続・馬券優先主義■
貧弱なメンバーでの天皇賞になってしまった…。
ラスカルスズカ、アドマイヤベガ、グラスワンダーなどがいれば…。
◎はイーグルカフェ。安田記念での古馬初対戦は、13着と二桁着順も、勝ち馬とは5馬身差。そう悲観したものでもない。前走、毎日王冠は57kgの斤量と勝ち馬が上手く内を回ったことなどを考えれば、56kgで手馴れた鞍上岡部とくれば、トライアル毎日王冠組から推す筆頭の馬といえる。初の外国産馬の天皇賞馬として、歴史に名を残すことを期待して。
○はテイエムオペラオー。京都大賞典は完勝だった。不安材料は80レースも騎乗して、一度の東京コースで勝ち星のない和田のみ。関西の騎手だということにしても、これはあんまりだ。いくらテイエムオペラオーといえども、長い東京の直線を力だけで押し切るのは難しい。実力は一枚上も対抗にとどめる。
▲はナリタトップロード。今年は春の天皇賞後初めて、長期休養をとった。そのわりに馬体の成長が見られなかったのは気になる。仮柵を外した内側は馬場が絶好だが、当日は雨。11レースのころにはその恩恵もほとんど無意味ということも…。思い切ってテイエムマークの騎乗を期待したい。
△はメイショウオウドウ。休み明けでぶっつけも、乗り込み量は十分、鉄砲の実績もある。人気うすのメイショウも実力は侮れない。なにしろグラスワンダーにハナ差の馬なのだ。
注はステイゴールド。鞍上武豊で人気になってしまったのが残念だ。2年連続2着は運も味方してのものだが、今年は例年よりも相手は楽。買わないわけにはいくまい。
■神村義裕の 馬診断■
◎メイショウドトウ・・・二千なら勝ち目ある。しっかり力を出し切るタイプ。
○テイエムオペラオー・・・1番人気のジンクスを打ち破る実力はある。
▲トゥナンテ・・・直線までスムーズに持ち込めばあっといわせるかも。
△ナリタトップロード・・・左回りは悪くない。人気が下がったところで。
△メイショウオウドウ・・・久々だが実力馬。
■オッチャンの キャリアが違うんだって!■
古馬のG1は格である。古馬のG1はそういう意味では簡単だが、その予想は時に期待に変わりさらに願望へと変貌する。しかし、それが一致した秋の天皇賞は本命は実に簡単に決まった。どうしてもオペラオーに勝って欲しいのである。相手は今までの実績を重視して格を重んじればNトップロードとステイゴールドである。そこに上昇度を加味した格を重ねると、まさに期待したい馬が1頭いる。Mドトウである。前述した2頭に上昇度は全く期待できない。特にNトップロードは強いことは認めるが、5歳になっての成長が見られないのが残念である。この馬は私がとやかくいう筋合いではなく、本紙編集長の記事を読んでいただくのがいいであろう。願望を込めた予想を私も期待している。ドトウは宝塚記念でも勝負したが、今回もこの1点である。願望に近いかもしれないがこの馬はかなり強いと信じているのである。
予想はこれで終わってしまった。敢えて、オペラオーが負ける唯一のパターンを書いておこう。何と言っても1番人気が長い間勝っていないのでから。東京の2000はハイペースになりがちである。長い距離を使い続けスローペースのレースが続いているオペラオーが、ハイペースにとまどい、足をなし崩しに使ってしまうことが唯一の負けパターンである。和田があわてて中団につけようとすると、自慢の末足が鈍ることが考えられる。その時、オペラオーの後ろから、オペラオーが追いだしたのを見てから追うことが出来る馬がいれば、先頭に立ったオペラオーをゴールの100もしくは50m前で交わすことが出来るかもしれない。その足を持っているのはトップロードだけであろう。
絶対に負けるわけがないと思われたSルドルフが、ハイペースのレースになり、直線トップにたったにもかかわらず2着に敗れたあのパターンである。渡辺がそれだけに賭けてオペラオーの前には絶対に行かず、直線オペラオーが追いだしたのを見届けて1呼吸遅らせれば、あわやというシーンもあろう。
ダービーでドジを踏んだ和田のこと、同じ轍は踏まないで欲しい。ハイペースになったとき、あわてて騒がず最後方から行く勇気を和田には持っていてもらいたいのである。4角を最後方でまわっても、それでもオペラオーは直線ですべてを交わしてくるであろうし、ファンもそれを期待しているのである。馬を十分に信頼して乗ってほしいものである。
■タカの だから競馬は格だって!■
今年こそジンクスが破られるのではないかと毎年思う天皇賞秋。さすがにサイレンススズカが故障したときには恐怖さえ感じた。それでもあくまで予想は自分の信念を曲げずに正攻法でいきたい。
本命はテイエムオペラオー。もう何も語る必要はあるまい。安定感の中に「絶対に抜かれない」強さを感じる。全てのジンクスをはねのけて2000年全勝を飾ってもらいたい。
対抗はナリタトップロード。テイエムに迫れるのはこの馬だけだろう。陣営の勝利に対する執念が強ければ逆転も有り得ると見ている。
以下は印のみつけるがこの2頭を除いた1番手メイショウドトウ、個人的に応援したいイーグルカフェ、鞍上と馬自身が何かやってくれそうなステイゴールドを挙げておく。
なにはともあれ格重視にふさわしいレースを見せてもらいたい。
■ノリの 予想だけならめっぽう強い(?)■
先週の菊花賞は騎手の重要さを改めて思い知らされた。「ゆっくり上ってゆっくり下りなくてはいけない」京都の坂で仕掛けたアグネスフライトと「京都は内が開く」ためにじっくり我慢したエアシャカール。実力的にはアグネスの方が上だと思っているが、騎手の差が着順に出た印象を受ける。
しかし今週の天皇賞は騎手うんぬんよりも馬の実力で決まって欲しい。本命は誰もが認める実力トップのテイエムオペラオー。京都大賞典を使わなければ無印にすることも考えたが、前走のレースを見てこの馬の強さを再認識した。この馬が今回負けるとしたら、サイレンススズカと同じ運命を辿る時だけだろう。
対抗に考えられるのはナリタトップロードとメイショウドトウ。メイショウドトウの成長力は認めるが、前者はクラシック路線を戦ってきたエリート。成長力に欠けている印象はあるが能力的にまだまだメイショウドトウには負けられないところ。3倍つくなら1点勝負したい。3頭以外に連に絡むとしたら武豊に乗り変わるステイゴールド。
|