皆さん、こんにちは。
霧隠です。
昨日、地元学芸員Hさんのご案内のもと、本佐倉城見学会に参加して
きましたので、ご報告したいと思います。
まずは、日暮さんとの連絡を一手にお引き受け下さったMさん、
ありがとうございます。
お蔭で本佐倉城を十二分に堪能することができました。
当日は1時に京成線「大佐倉駅」にて計7人の方が集まりました。
今回のコースは、
荒上→倉跡→奥ノ山(二の丸)→城山(本丸)→東山馬場
→東山→セッテイ山→向根古谷→菩提寺
という都合3時間で、本佐倉城のすべてをまわったことになります。
それにしても、下総守護としての千葉氏の居城「本佐倉城」すごかったです。
前回来たときにはセッテイ山だけを見て帰ったのですが、今回Hさんに
ご案内いただいたお蔭で、広大な城域すべてをくまなく見れたのがよかった
です。
しかも、3年ほど前に国指定史跡に指定された本佐倉城。
昨年発掘をした際に、全貌があきらかになってきているようで、
その遺物がどこに多く出ているかで、曲輪の役割がわかります・・・という
風な日暮さんの具体的かつ分かりやすい説明に感動。
やっぱり、ご案内していただけてよかったと心から思いました。
さて、ずばり見所ですが、城山(本丸)の土塁とその虎口。
広大な本丸は戦国大名として下総に勢力をはってきた千葉氏の武威を感じます。
発掘によっても多くの高価な貿易陶磁器が出土しているようです。
また、今回個人的に楽しかったのは、セッテイ山の空堀と向根古谷の空堀です。
まずは、セッテイ山の空堀から。
このセッテイ山という名称ですが、どうやら「接待」する場所の「せったい」が
なまって「セッテイ」となったという説があります。
本丸に部外者を入れないために、このセッテイ山で留めておこうとした目的も
あったかもしれません。
このセッテイ山と城山の間には深い空堀がしっかりとめぐらされています。
・・・そう、見事な空堀が!
ということで、さっそく(駆け)降りてみることに!
そこに広がる見事な堀底の空間に思わず
た・ま・る・かぁ〜(土佐弁!?)
すごいの一言です。
深さといい、広さといい、みごとなカーブ具合といい、よだれものの空堀です。
思わず一周してしまいました。
堀底を 歩きて一人 ほくそえむ
す、すっげ〜
ただもうこれだけですっかり満足。
本佐倉城、ブラボー!!
幹事という仕事を(すっかり)忘れて戦線離脱。
思う存分空堀を楽しませていただきました。
ここの空堀は素敵です。
次に驚いたのが、向根古谷です。
今回Hさんに詳細な縄張り図をいただかなかったら、その存在に気付きもしな
かったこの向根古谷。
城山の前にあったでっかい看板にはこの近くに「元大手」なる地名もある。
・・・ということは、こっちが当時の大手?
さっそく行ってみねば〜
と、Hさんのご案内のもと、向根古谷に向かいました。
ここはちょっと分かりにくいかも。
二人姿の道祖神の石像のある細道を登り、てくてく。
途中、すんごい砂嵐に遭遇しながらも元大手と呼ばれる虎口へ。
ふと横を見ると、空堀が・・・
「空堀があるねぇ」
「ええ、ありますね」
「降りてみようかなぁ」
「ええですなぁ。さぁさぁ、参りましょう!」
(*)あえて誰と誰の会話かは伏せさせていただきます。
ここの空堀というか竪堀もええ味だしています。
ついつい竪堀に誘われる降りていくとそこはジェットコースターのような
ゆるやかなカーブを描いて下に下りていけます。
そのまま下まで降りた後は、そのまま来た道を戻るのは味気ない・・・
・・・ということで、(まっすぐ)登りましょう!
「さぁさぁ、これも修行の一環ですよ」←ここも誰が言ったかは・・・
無事、ガケを登りきるとそこはちょっと土塁っぽくなっている場所で、
そこからさきほどの虎口に戻れました。
と、この虎口、というか大手口。
まっすぐむこうが成田街道。
となるとここが大手口というのもあながち嘘でないかもです。
というのは、ここにあるすっげー空堀は大手口の名に恥じない見事なつくり
だからです。
こんな感じです。
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空堀 |
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| |空 |
| | |
| 曲輪 |堀 |
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大手口
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この空堀がまたすごいのです。
千葉氏、ほんにええ仕事しております。
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\_空_堀___/
ここの空堀に降りてつくづく感じました。
お城は本当に防御性にすぐれていると。
ここにはしっかり「横矢かかり」があり、縄張りとしても一級品です。
ただもう驚くばかりです。
本佐倉城がこんなにすばらしい縄張りのお城だったなんて知りませんでした。
今後の発掘調査が本当に楽しみです。
それにしても今回3時間歩きに歩いて感じましたが、城域が広大でまた、
遺構が本当に良好に残っています。
空堀もそうですが、虎口や土塁などなど国指定史跡に認定されたのにも
納得です。
守護大名の勢いを肌で感じられ、近世城郭と比べると荒々しさも残る中世城郭。
その魅力をふんだんに残す本佐倉城にすっかりまいってしまいました!
皆さんも佐倉にお越しの際には、近世城郭の佐倉城だけでなく、ちょっと一駅足を
伸ばして中世城郭本佐倉城を堪能されてはみてはいかがでしょうか?
それにしても大満足の3時間でした。
その後、1時間ほどお茶をして見学会は解散いたしました。
砂嵐がひどいなかご参加くださいました皆さん、お疲れ様でした。
これに懲りずまた何かの際にはよろしくお願いいたします。
ちょっと長くなってしまいましたが、本佐倉城見学会の報告を終えたいと
思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。