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 一日一考 第97号    
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 <10年後の日本2>

 10年後すぐに日本がダメになるとは思えない。
 しかし、この10年間で何か手を打たないと20年後の日本は間違いなく衰退
 していくような気がしてならない。
 では、どうすれば日本はさらに発展していくのか?
 2000年前同じように少子高齢化で衰退の危機に陥った国がある。
 それは古代ローマ。
 イタリアを統一し、地中海世界を制覇したローマは急激な少子高齢化と経済
 の停滞を経験する。
 人口は減り、中流階級は没落し、街に失業者があふれる。
 しかし、上流階級の人々は既得権を決して手放さない。
 そのときに現れたのがカエサルだ。
 彼は、支配地の国民にもローマ市民権を与え、既得権を取り上げ、競争を奨
 励した。
 スポーツの世界では認められる傾向が高い、「帰化問題」。
 まず、アメリカのように優秀な人材を中心に国籍を積極的に与える。
 日産のカルロス・ゴーンに経財相を担当して欲しいくらいである。
 次に、既得権の剥奪と競争の促進。
 今までは生産者寄りの政策だったが、これからは消費者を重視する政策にす
 る。
 その結果、倒産する企業が増えるが、延命は状況を悪化するだけである。
 しかし、人は頭では理解してもそれが自分に関係することはなかなか実行で
 きないものである。
 「総論賛成、各論反対」はその典型だ。
 海外の優秀の人材にポストを奪われないか。
 競争が激しくなったら今までの楽な仕事がなくなってしまう。
 その後ろ向きな考え方がこの国をダメにしている気がしてならない。

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