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一日一考 第94号
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<自民党の停滞>
バブル経済が崩壊して以来、自民党が単独過半数をとることができなくなっ
た。
とはいえ、今民主党で中心的な役割を得ている幹部はほとんど出身は自民党。
日本全体が二大政党に収れんしているのかもしれない。
選挙に負けないために民意をしっかり聞くような時代になるのだろうか。
以前のような右肩上がりの経済状況ならば、自民党の一党支配で、富の分配、
利益誘導政策も効果的だったのだろうが、現在の経済状況ではその財源さえ
もおぼつかない。
金がなくなれば権力も弱まる。
では、なぜ、日本の経済は弱くなってしまったのか?
思うに中国に行って実感したが、日本は人件費が高すぎる。
土地代も高い。
税金も高い。
全ては勤勉な国民性が招いてしまった現象だが、中国人が同じとはいえなく
ても、似た品質を安く作れるのならば、どうしてもかなわない。
貧しいときには、豊かなアメリカに物が売れたが、自分たちが豊かになった
今は、どこに売ればいいのか分からなくなる。
では、人件費を下げればいいのか?
人件費を下げれば国際競争力は確かに増す。
しかし、可処分所得は確実に減る。
とはいえ、現在のフリーターは働かないから可処分所得は減っている。
結果的に人件費が減っているが、この傾向は間違っている気がする。