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一日一考 第86号 2004年6月17日発行(140部発行)
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<近鉄バッファローズ合併>
プロ野球球団の近鉄バッファローズがオリックスブルーウエーブを合併す
る方向で話が進んでいるという。
年40億円の赤字だというから、本社である近鉄が手放したくなるのもよく
分かる。
しかし、プロ野球球団がなくなってしまうのにはちょっと驚いた。
詳しく内容を調べたら、プロ野球の人気が落ち込んでいるのにかかわらず、
選手の年棒が増えているという。
それよりも驚きは、近鉄本社の減収である。
多少赤字でも、プロ野球球団を持つことは企業の宣伝になる。
宣伝にはお金がかかるのは当然だ。
しかし、その本体である本社が赤字になってしまっては宣伝している余裕が
なくなるだろう。
減収の理由が沿線の収入源。
人口が減っているのか、働く人が減って電車を利用しなくなったのか。
ことはプロ野球だけの話ではなく、音楽業界、出版業界をはじめあらゆる産
業に関係しているように思う。
どの産業も前年比10%以上の勢いで衰退してきている。
これから団塊の世代がリタイアし、しかし、それに代わる若年層はフリータ
ーになって定職につかない。
さらには少子高齢化が待っている。
年金財政が破綻する前に、日本全体が衰退していくような強烈な危機感を覚
えてしまう。
今まで高額年棒をもらっていた選手に待ち受ける突然のリストラ。
それは、決してプロ野球選手だけの問題ではなく、日本全体に突きつけられ
た経済停滞の第一歩かもしれない。