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一日一考 第78号 2004年5月16日発行(132部発行)
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<年金未納>
年金未納問題が野党、民主党の党首が辞任するほどの大問題になっている。
そもそも年金制度が複雑すぎるということもある。
ただ、この年金自体が、自分が払った年金を自分でもらうタイプのものでな
いのも問題の一因だと思う。
つまり、今働いている人が、65歳以上の高齢者を養っているというものだ。
そのお金を国が集め、高齢者に分配する。
それは立派な税金といってもいいのかもしれない。
自分がもらえる年金ではないのだから、2年以上たった未納分を認めないの
も制度上そうするしかないのだろう。
年金は今生きている高齢者に必要であって、その本人のためではないのだか
ら。
後で払いますではもう遅いし、困るのである。
ここで矛盾が生じる。
自分のための年金でないのに、年金を払った年数が足らず、年金がもらえな
いのがわかっているのに、年金は国民の義務だから払い続けないといけない
という矛盾が。
自分がもらえないのに払い続ける年金は、税金というよりも、年貢みたいな
ものなのだろうか。
さらに、介護保険も40歳以下の国民まで負担しなければならなくなると、
実質上のさらなる増税になる。
国はこれ以上、社会保障にかかわりすぎるのも問題かもしれない。
自己責任ではないが、自分の老後は自分で面倒を見なければならない社会が
すぐそこまで来ている気がする。