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一日一考 第73号 2004年5月5日発行(130部発行)
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<アメリカの誤算>
アメリカが窮地にたっている。
スペイン軍の撤退決定。
大量破壊兵器は以前見つからず。
イラク兵の捕虜虐待まで出てきた。
国際社会はもちろん、アメリカ国内でもイラク戦争への批判の声は高まってき
ている。
一体アメリカはどこで間違ってしまったのか?
今さらではあるが、そもそもの誤算はイラクに戦争をしかけてしまったことだ
ろう。
長い歴史をひもといても、自ら戦争をしかけ、成功した例を知らない。
我が国の真珠湾の奇襲だけでなく、第二次世界大戦のドイツ、朝鮮戦争の北朝
鮮など、自国の利益のために他国を征服しようという侵略戦争でうまくいくは
ずがない。
アメリカ自らベトナム戦争で学んだはずだが。
大量破壊兵器という大義名分がなくなったこの戦争。
今、アメリカが撤退した場合、以前のアフガニスタンのように過激派が政権を
奪う恐れも確かにある。
しかし、そもそもアメリカがイラクを攻めた理由を失った今こそ、撤退しやす
い時期だと思う。
正直、国連には何も力はないとは思うが、アメリカがさらに関与を深めれば深
めるほど、この戦争が、キリスト教対イスラム教の宗教戦争にならないかそれ
ばかり心配する。
宗教的には中立な日本がその争いに巻き込まれる必要はない。
しかし、現実には、今の日本はアメリカの命じるとおりイラクに自衛隊を派遣
しなければならないのは事実だが、50年後もアメリカの保護のもと、今の国
力が保てるかどうか。
憲法改正も踏まえ、自らの国のことを真剣に考えなければならないときではな
いかと思う。
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