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 一日一考 第56号          2004年4月1日発行(96部発行)
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 <大学生の自殺>
 
 厳しい就職状況の中、大学生の自殺が増えている。
 警察庁の調査では、短大・大学生の自殺者数は、90年代前半の200人余
 りに比べ、2000年以降は320―340人の高い水準になっている。
 91年には2・86だった大卒求人倍率が1・08に低下した96年ごろか
 ら4年生以上の自殺が急増しているという。
 人が死を考えるときは、将来を悲観したときだという。
 就職するということは、お金を稼げるだけでなく、生きがいも手に入る。
 就職できないということは、経済的な不安定だけでなく、生きる目的も見失
 ってしまうのかもしれない。
 将来への絶望ということならば、私も小学校のときに自殺を考えたことがあ
 る。
 いじめが原因で死にたいと思っていたが、あるとき風邪を引いて学校を1週
 間休んだ。
 風邪が治って、学校に登校した初日はみんな心配してくれた。
 これで僕が死んだらもっと心配してくれるかもと思ったものだ。
 しかし、2日目からは誰も声をかけてくれない。
 これでは、僕が死んでも1週間でみんな忘れてしまうのではと恐れた。
 それでは死んでも意味がないのではと思った。
 それ以来死のうと思ったことは一度もないが、自殺をしても状況は全く変わ
 らないのである。
 ただ、自分がこの世から消えてしまうだけ。
 両親や家族は悲しみに包まれるが、周りの生活には何の影響も与えない。
 死によって何にも変わらない。
 行き続けることだけが周りの環境を変えていく。
 人生とは行き続けること。
 楽しくなるのもおもしろくなるのもその人次第。
 死んでしまえば一時の苦しみから逃れられるかもしれないが、心から楽しいと
 思うことももはやできなくなる。
 就職することが人生ではないと思う。
 行き続けることが人生だと強く思う。

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