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一日一考 第52号 2004年3月26日発行(96部発行)
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<イタリアにて>
イタリアに行ってきた。
永遠の都と呼ばれるローマは、2000年前にヨーロッパのほぼ全土を制覇して
いた帝国である。
日本と同じくらいの大きさのイタリア半島からヨーロッパを制覇できたのだか
ら、古代ローマ人はよほど賢かったのだろう。
コロッセオの巨大さだけを見てもローマ帝国のすごさを実感できる。
古代ローマ人にできるのだから、日本もできるのではないか? と思ってみた。
そんなことを考えると第二次世界大戦の大東亜共栄圏だといわれそうだ。
帝国主義という意味ではなく、世界で尊敬される国になれるかという意味であ
る。
古代ローマ帝国は確かに武力にもすぐれていたが、政治力にもすぐれていた。
塩野七生さんの「ローマ人の物語」を読むと、彼らの頭の良さに感動すら覚え
る。
人はそうすればいいのに、という分かりきったこともなかなか決断できない。
国の借金。
失業問題。
高齢化問題。
どれも古代ローマ時代からの問題である。
しかし、古代ローマ人はそれらを解決しつつ、発展していった。
解決方法は分かっているのである。
あとは、それを実行できるかどうか。
古代ローマ人はそれらを実行できたのである。
なぜ、日本では問題が分かっていても先送りしかできないのか。
きっと現実を直視する能力が足らないのかもしれない。