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一日一考 第46号 2004年3月12日発行(96部発行)
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<詐欺と頭の良さ>
オレオレ詐欺が横行している。
身近の人にも電話がかかってきた。
それによると、電話口の相手は名乗らずただ泣いているだけという。
驚いた母親が娘の名を呼ぶ。
そこで、娘の名が分かる。
続いて、泣きじゃくる女の声を娘と信じ込んでしまう母親は、娘の身に何が
起こったか、“母親の方から”いろいろなケースを話してしまう。
その中の最も信憑性のある話のときに相手が「うん」と答える。
そして、200万必要と答えるという。
すっかり信じ込んでしまった母親はお金を振り込んでしまう…
その友人の母親は、“警察”という言葉を出したところ、相手が一方的に電話
をきったという。
しかし、人間心理をついたいやらしい詐欺である。
そういう意味でも詐欺をする人は、頭のよい人物だと思われている。
私はそうではないと思う。
詐欺がうまくいき、もっと稼ごうとすれば、今回のようにつかまってしまう。
詐欺で小銭を稼ぐ人の方が賢いのか。
人をだまして稼いだ金で幸せなど決して買えない。
悪の栄える試しなしである。
長い目で見ると、詐欺をしても意味がないと思う。
本当に賢い人は、法に反するやり方をしない。
仮に一度うまくいくと、二度三度と法を破ってしまう。
そして、破滅だけが待っている。
詐欺をする人は結局、先を見ることができず、今さえよければいいと思ってい
る、頭の悪い人だと思う。