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 一日一考 第19号         
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 <日本人の宗教>

 よく海外の人から見ると、日本には宗教がないといわれる。
 でも、日本人にも宗教心はあると思う。
 お盆に帰省してご先祖様をお参りするのは立派な宗教心だと思う。
 正月の初詣もそう。
 ただ、キリスト教やイスラム教とは違って、日本の宗教は一神教でなく、多神
 教というのが、大きく異なる部分だ。
 日本には八百万の神々がいて、外国の神々もたやすく自国の神の一員に加えて
 しまう。
 ニュアンス的には、ギリシア神話と似ている。
 神といっても一人でないのだから。
 人間も死んで神になるのだから、戦没者を靖国神社に祭るのも日本独自の風習
 かもしれない。
 自衛隊員がイラクで死んだ場合は、靖国神社に祭るのだろう。
 
 日本人がしていた宗教儀式、お盆と彼岸。
 先祖とのつながりを持ったこの行事も段々廃れていく気がする。
 墓も忘れ去られ、神棚も仏壇もない家も増えた。
 そういう意味では、本当の意味で日本人に宗教心が薄れてしまっているのかも
 しれない。
 
 日本人から宗教心も消えた後に残るのは何なのだろう?
 消えがたい孤独なような気がする。

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