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一日一考 第101号 2004年8月6日発行(164部発行)
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<法治国家>
法治国家とは、文字通り法律によって統治されている国家のことである。
日本もアメリカも法治国家だ。
だから、自衛隊は緊急事態に陥っても赤信号では止まらなければならない。
その乗り物が戦車であっても、道路交通法によって罰せられる。
家庭内暴力で幼児が虐待されても警察は捜査令状がなければ家の中には勝
手に入れない。
7人殺害のあったあの痛ましい事件に対しても警察のできることは実は限
られている。
これは戦時中の特別高等警察の影響もあるのかもしれない。
市民活動に過度に干渉しないように。
小学生が小学生を殺しても逮捕はされない。
補導というその実情にはそぐわない表現になる。
これは法律の想定外の出来事だからだ。
では、我々の生活を規定する法律は誰が作るのか?
官僚(行政)と政治家(国会)である。
そして、その運用を裁判官(司法)が執り行う。
政治家は選挙で、最高裁判所の裁判官は信任投票で、国民の審判を受ける。
官僚に対しても最近は国民の強い批判にさらされている。
となると、結局は法律を支持して、作成を後押ししているのは我々国民とい
うことになる。
となると、最近の罪を重くする厳罰主義になるのも、離婚をしやすくするの
も国民世論と関係してくる。
この国民監視の法治国家が正常に機能している限り日本の将来もそれほど
悲観すべき状況には陥らないと思う。
しかし、法の監視を怠ったり、国民世論が激情に流された場合、第二次世界
大戦のような悲劇が再び繰り返される可能性は残ると思う。