酒井式ハンドブック
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木彫 基本は片切り彫り タイプA 高橋正和
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木彫ではいろいろな彫りの技術が必要です。その中でも片切り彫りは基本中の基本といえます。
片切り彫りができれば、木彫の制作は80%出来ると言えます。
片桐彫りタイプAが難しい人にはタイプBがあります。こちらはAほど美しく切れませんが、よりかんたんです。

切り出し刀で仕切る。

準備物
切り出し刀、板(「ほう」の木が適当である)、滑り止め
まず教師自身が、片切り彫りに挑戦し、出来るようにしてください。
切り出し刀を握って(鉛筆を握るように握ります)次のような切り方をします。
仕切る
まず、切り出し刀で仕切りを入れます。
絵の内側に刃が入ってしまわないように気をつけます。
1)切り出し刀を垂直に近い角度をつけ、2〜3ミリ程度の深さで切りさきます。
2)輪郭線の横を、絵の外側に向けて切ります。全体を同じ深さできるのがコツです。

 絵の線全体に仕切りを入れます。
片切り彫り タイプA
仕切りを入れたら、今度は切り出し刀の刃の表裏を持ちかえて、片切り彫りをします。
1)仕切を入れた部分に対して、切り出し刀をかなり寝かせて刺します。
2)切り出し刀の刃に左手の親指を当てて、手前に引くように切ります。
3)板を浅く切りさく。
「切る」というよりは、鉋(かんな)で板を削るように「切りさく」といった方がいいと思います。
  深く切りさかないで、浅く、2度、3度と切り裂くのがコツです。切った跡が、ゆるやかな坂になります。
絵の部分が浮き上がって見えるように切っていきます。
留意点
○木目にそって切っているときにきれいに切れてくれるのですが、木目に逆らうときには必要以上に力が入り、うまく切れません。こういうときには教師が手伝う必要があります。
○切り出し刀は、新しいあるいはよく研いだ切れる彫刻刀を使います。切れない彫刻刀は、必要以上に力が入り、けがをします。
○彫刻刀が右から左に動いているかが、正しい彫り方をし ているかどうかをチェックをするポイントです。彫刻刀は一般的に右利き用に作られているため、左利きの生徒にも右利きと同じ持ち方をさせます。

片切り彫りで切る

右手と左手の使い方に注意
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