酒井式ハンドブック
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木彫「鍋敷き」いろいろな彫り方と着色 高橋正和
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仕上げに向かいます。片切り彫りでは表現できなかったところを、他の彫り方で彫っていきます。着色をして、最後に磨きます。仕上がると、木でしか表せない美しさがなんともいえません。

菱(ひし)彫り
 準備物
彫刻刀(印刀、平刀、丸刀)、着色顔料、ラッカー、ぼろ布


2 その他の彫り方
(1)石目(いしめ)彫り
 大きめの丸刀を使って、木の表面を彫り、丸刀の刃の丸みで模様をつけます。丸刀を低く持って、すくうような感じで表面を彫ります。彫り残しが無いように、となり、となりとすき間を空けずに彫っていくことがきれいに見せるコツです。彫った形が、お城の石垣のような感じになるのでこう呼ばれます。

(2)菱(ひし)彫り
 片切り彫りのゆるやかな側の方を、くっつけるようにして彫ります。中央に三角の山ができます。山の頂点が曲がらないくずれないようにすると、きれいに見えます。

(3)かまぼこ彫り
 菱彫りの山の頂点を印刀や平刀で削ってなだらかにします。表面がかまぼこのようになるのでこう呼びます。 

3 仕上げ
(1)粗めのサンドペーパーで磨きます。
(2)細かいサンドペーパーで磨きます。
   磨きすぎるとメリハリが無くなります。
(3)木工用の顔料を使って着色します。
   2,3回に分けて薄く着色します。
(4)スキーなどに使うラッカー(白)を、布に少しつけて、よくこすります。
  
木目が美しいときは、顔料を塗らないで、直接ラッカーで磨いても美しく見えます。
 かまぼこ彫り
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